昭和史探索 一九ニ六−四五 3巻

半藤 一利 編著

天皇機関説問題の狙いと二・二六

厳選した読みやすい史料と昭和史一年ごとの書き下ろし解説による好評のシリーズ第3弾。天皇機関説問題から二・二六事件へ時代は大きく動く。

昭和史探索 一九ニ六−四五 3巻
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:は-24-5
  • 刊行日: 2007/02/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:978-4-480-42223-1
  • JANコード:9784480422231
半藤 一利
半藤 一利

ハンドウ カズトシ

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫 新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

この本の内容

名著『昭和史』の著者が長年の昭和史研究の中で選びだした史料と共に、歴史を動かした重大な事件の背景を探索する待望のシリーズ。数多くの史料の中から読者に読みやすくかつ価値のある著作を厳選、抜粋。その背景にある時々の情勢、時代の空気を一年ごとに分析した書き下ろしの解説を付す。第3巻は通称「陸パン」と呼ばれる「陸軍パンフレット」の波紋、天皇機関説問題の狙い、そしてその後の時代の動きに大きな影響を与えた二・二六事件ほか激動の昭和九年から十一年を探索する。

この本の目次

昭和九年から十一年の大きな流れ
昭和九年(一九三四)(満州帝国の建国
通称「陸パン」について
統制派の時代と「士官学校事件」 ほか)
昭和十年(一九三五)(天皇機関説問題の狙い
国体明徴がもたらしたもの
天皇自身による天皇機関説観 ほか)
昭和十一年(一九三六)(天皇と二・二六事件
戒厳令下の猟奇事件
ベルリン五輪とスペイン戦争 ほか)

読者の感想

2007.11.02 ほっとも

いわゆる天皇機関説問題について、史料もふんだんに盛り込みながら詳しく述べられていて大変勉強になった。

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