オクターヴ

田口 ランディ

知覚できないものの世界をガムランが開く。

「シは有限の極み。上のドは神の世界。知覚できないものの世界をガムランが開く」。バリを舞台とした傑作長編小説を大幅改稿!
【解説: 宮台真司 】

オクターヴ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 572円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:た-54-1
  • 刊行日: 2007/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-42328-3
  • JANコード:9784480423283
田口 ランディ
田口 ランディ

タグチ ランディ

1959年東京生まれ。作家。2000年に初の長編小説『コンセント』が大きな話題を呼び、ベストセラーに。その後、『アンテナ』『モザイク』『富士山』などを発表。広島の原爆を取材した短編小説集『被爆のマリア』では、「戦後世代にとって原爆とは何か?」を問題提起した。以降、核エネルギーに関心を持ち、原子力の取材を続けている。

この本の内容

「シは有限の極み。上のドは神の世界。知覚できないものの世界をガムランが開く」。失踪した友人から届いた三枚の絵葉書が、“私”をバリの深奥へと導く。宗教と音楽とむせかえるような自然。不思議な青年オダ。「ニュピ」にはミツコに会えるかもしれないという謎の言葉の意味は…?『7 days in BALI』として発表された傑作長編を大幅改稿。

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