漱石の夏やすみ

高島 俊男

自在流名訳による漱石の漢文紀行『木屑録』

漱石が漢文で書いた房総紀行『木屑録』の味わいを自在な訳文で紹介。子規との交友や日本人の「漢文」観にも説きおよぶ興趣尽きない一冊。

漱石の夏やすみ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-37-5
  • 刊行日: 2007/06/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-42343-6
  • JANコード:9784480423436
高島 俊男
高島 俊男

タカシマ トシオ

高島 俊男(たかしま・としお):1937年生れ、兵庫県相生市出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。『本が好き、悪口言うのはもっと好き』で第11回講談社エッセイ賞受賞。長年にわたり「週刊文春」で「お言葉ですが」を連載。主な著書に『中国の大盗賊・完全版』『漢字雑談』『漢字と日本語』(講談社現代新書)、『お言葉ですが』シリーズ(文春文庫、連合出版)、『水滸伝の世界』『三国志きらめく群像』『漱石の夏やすみ』『水滸伝と日本人』『しくじった皇帝たち』(ちくま文庫)等がある。2021年、没。

この本の内容

第一高等中学校時代の夏やすみ、友人たちと房総を旅行した夏目漱石が帰京後、郷里松山で静養する級友正岡子規に宛ててつづった漢文紀行。題して『木屑録』という。「漢文」であるがゆえにあまり知られなかったこの作品の諧謔にみちた味わいを、軽妙自在な名訳であきらかにし、子規との若き日の交友や日本人の「漢文」観にも説きおよぶ興趣つきない一冊。第52回読売文学賞受賞作。

この本の目次

木屑録訳
漱石と子規
「漢文」について
日本人と文章
木屑録をよむ
木屑録活字版

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