徘徊老人の夏
行ったきり、も悪くない。
行ったきり、も悪くない。むかし住んだ街やひなびた温泉街の路地の奥には、現実と虚構の錯綜した種村ワールドが待っている。
【解説: 石田千 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 770円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:た-1-11
- 刊行日:
2008/07/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:240
- ISBN:978-4-480-42442-6
- JANコード:9784480424426
- 在庫 ×
「また出てきたんだよ、じいさんが」…このひとはふだんは老人養護施設におとなしく入居しているが、発作的にベッドを脱走して横浜の場外馬券売り場で有金をはたく。勝てば野毛の飲食街でえんえんと飲み続ける。すっからかんになったところで箱根のK・Hさん宅に転げ込む。(「徘徊老人の夏」より)ありふれた日常から別世界へと誘う、諧謔と機知にあふれたエッセイの数々。
徘徊老人の夏(浮世風呂世間話
徘徊老人の夏
コイン空間ベイビーズ
私の貧乏物語 ほか)
途中下車旅行(別府ラーメン
野次馬道中記
地酒
風倉匠 ほか)
徘徊老人その後
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