龍馬  ─最後の真実

菊地 明

通説を疑うことによって見えてくる

手垢にまみれた一切の虚飾を剥ぎ取り、最後に残った史実のみを取り出せば、どんな坂本龍馬像が浮かび上がるのか。「通説」に果敢に挑む一書。

龍馬  ─最後の真実
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 880円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:き-26-1
  • 刊行日: 2009/04/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-42586-7
  • JANコード:9784480425867
菊地 明
菊地 明

キクチ アキラ

1951年東京都生まれ、日本大学芸術学部卒。幕末史研究家。著書に『龍馬 最後の真実』『龍馬暗殺完結篇』『クロニクル坂本龍馬の33年』『新選組全史(上・中・下)』『新選組の新常識』『土方歳三遺聞』『沖田総司伝私記』『京都見廻組史録』『幕末天誅斬奸録』『幕末百人一首』『「幕末」15年・7大事件で歴史の真相を大整理』ほか多数。編著に『土方歳三日記(上・下)』『京都守護職日誌(全5巻)』、共著に『坂本龍馬日記』『新選組日誌』『新選組実録』など。

この本の内容

坂本龍馬について関係者が残した記録の多くは、通説に合致しないために顧みられることもなく、そういったことが彼の誕生から暗殺、さらには埋葬時にまで及んでいる。では、一般に流布した“龍馬伝説”から離れて事実に立ち返り、先入観を排して眺めてみれば、どのような龍馬像が現れてくるのだろうか。激動の時代を駆け抜けた男の本当の姿を明らかにする渾身の意欲作。

この本の目次

第1章 龍馬誕生(出生伝説
坂本家
愚童
武者修行
千葉定吉道場
攘夷
河田小龍
江戸再遊
北辰一刀流長刀目録
千葉佐那
撃剣家)
第2章 土佐脱藩(平井加尾
土佐勤王党
福岡家御用日記
坂龍飛騰
一水亭御出入方

乙女
脱藩
勝海舟
脱藩赦免)
第3章 薩長同盟(神戸海軍操練所
再脱藩
楢崎龍
西郷隆盛
薩長若い
亀山社中
寺田屋
薩長同盟
寺田屋遭難
密偵)
第4章 船中八策(近藤長次郎
新婚旅行
ワイルウェフ号遭難
馬関海戦
才谷梅太郎
後藤象二郎
海援隊
いろは丸事件
船中八策)
第5章 龍馬暗殺(薩土盟約
イカルス号事件
帰郷
大政奉還
密勅
近江屋
世界の海援隊
最後の写真
カウントダウン
暗殺
刺客
遺留品
埋葬
復活伝説)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可