コンラッド短篇集

ジョウゼフ・コンラッド 著 , 井上 義夫 編訳

自明性への懐疑と
不安定な世界感覚
「現代性」を反映する
オリジナル短編集

倫理と規律、個人と社会制度の相克というコンラッド文学の特徴を表す「文明の前哨点」、「秘密の同居人」など五篇と訳者による丁寧な解説を収める。

コンラッド短篇集
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 946円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:こ-35-1
  • 刊行日: 2010/01/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-42637-6
  • JANコード:9784480426376
ジョウゼフ・コンラッド
ジョウゼフ・コンラッド

コンラッド,ジョウゼフ

1857-1924。20世紀前半を代表する作家の一人であるコンラッドの作品には、文明や革命、政治をテーマとした作品が多い。ロシア、プロイセン、フランスという三大列強による侵略を絶えず受けてきたポーランドの名望貴族の出身だったコンラッドにとって、倫理と規律、個人と社会制度の関係は消え去ることのない問題だった。

井上 義夫
井上 義夫

イノウエ ヨシオ

1946年生れ。一橋大学名誉教授。主な著書に『評伝ロレンス』(全3冊、和辻哲郎文化賞)、『ロレンス游歴』のほか、編訳書として『コンラッド短篇集』、『ロレンス短篇集』、『ヴェネツィアの石』などがある。

この本の内容

自明性への懐疑と不安定な世界感覚。「現代性」を反映するオリジナル短篇集。

この本の目次

文明の前哨地点
秘密の同居人
密告者
プリンス・ローマン
ある船の話

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