告白的女性論
「神秘的で現実的な存在」
の謎に30の視点から迫った
女性論の古典
征服と服従か、利害の調整か、それとも壮大な誤解と幻想への逃走か。理性の限界を超える存在を解き明かす女性論の古典。
【解説: (解題 坂上弘)香山リカ 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 880円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:き-28-1
- 刊行日:
2009/10/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:272
- ISBN:978-4-480-42648-2
- JANコード:9784480426482
- 在庫 ×
征服か服従か、利害の調整か、それとも誤解と幻想への逃走か。男にとって女性は無限に変化して留まることのない現象である。フランス・モラリストに親しんだ著者が、「恋愛中の女性のつく嘘は何を意味しているか」「男性と女性の未練がましさは何処が違うのか」「悪女のもつ魅惑力の源泉は何処にあるのか」など三十の視点から、諧謔に富んだ筆致で女性の深奥に迫る。
女性論そのものの持っている矛盾について
ランデ・ヴウの時女性は何を望んでいるのか
男性のお世辞を女性は何故容易に信じないか
男性と女性は性のドラマの性格が根本的に違う
女性は男性に比して何故淋しがりやではないのか
永遠の男性という理念が何故女性にはないか
女性が本能的にもっている奇怪な思わせ振り
いわゆる女らしさに男性は何故郷愁を感じるのか
本質的な意味では女性は決して好色ではない
性の最終場面で負わされる男性の負け犬心理〔ほか〕
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