日本海海戦の深層

別宮 暖朗

『坂の上の雲』ではわからない
連合艦隊勝利の秘密

連合艦隊の勝利は高性能の兵器と近代砲術の組み合わせによる。『坂の上の雲』では分からない全体像をハードとソフトの両面で再現し、検証する。

日本海海戦の深層
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 902円(税込)
  • Cコード:0131
  • 整理番号:へ-10-3
  • 刊行日: 2009/12/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-42668-0
  • JANコード:9784480426680
別宮 暖朗
別宮 暖朗

ベツミヤ ダンロウ

1948年生まれ。東京大学経済学部(西洋経済史)を卒業し、信託銀行に入社する。主として証券企画畑を歩み、アメリカやイギリス、中国で金融ビジネスを経験する。退社後、ロンドンにある証券企画調査会社のパートナーを務める。主な著書に『軍事学入門』『誰が太平洋戦争を始めたのか』『日本海海戦の深層』(いずれも、ちくま文庫)、『中国、この困った隣人』(PHP研究所)、『技術戦としての第二次世界大戦』(共著、PHP文庫)、『日本の近代10大陸戦と世界』(並木書房)などがある。

著者に関する情報

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この本の内容

連合艦隊が勝利した最大の要因は、厳しい訓練や民族性ではなく、軍事技術の合理的で正確な運用にあった。日本は近代砲術の基礎となる「斉射法」を世界に先駆けて用いただけでなく、独自の砲術計算によって精度を高めていったのである。その後の海上決戦の範となった日本海海戦の全貌をハードとソフトの両面で検証し、斬新な視点から再現する。『坂の上の雲』では分からない日本海海戦の真実。

この本の目次

近代戦艦の歴史
日清戦争の黄海海戦
砲術の進歩
日本人だけが崇めるマハンの海軍戦略の実像
米西戦争
東郷平八郎
日露両海軍の戦略
機雷の攻撃的使用
旅順艦隊の全滅
バルチック艦隊の東征
日本海海戦

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