冒険小説の傑作

19世紀後半のインドを舞台にしたロシアとイギリスの「グレート・ゲーム」を背景に、少年キムの成長を描いた冒険小説の傑作。
【解説: 木畑洋一 】

少年キム
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:き-31-1
  • 刊行日: 2010/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:544
  • ISBN:978-4-480-42691-8
  • JANコード:9784480426918
ラドヤード・キプリング
ラドヤード・キプリング

キプリング,ラドヤード

1865〜1936。ボンベイ生まれ。英国で教育を受けたあとインドに戻り、新聞記者として活躍する。1894年「ジャングル・ブック」、1901年「少年キム」を発表。1907年には英国人初で史上最年少のノーベル文学賞を受賞した。(写真提供:AP/アフロ)

斎藤 兆史
斎藤 兆史

サイトウ ヨシフミ

1958年栃木県生まれ。東京大学文学部英語・英米文学科卒業。同大学院人文科学研究科英文学専門課程修士課程修了、インディアナ大学英文科修士課程修了。ノッティンガム大学英文科博士課程修了(Ph.D.)、東京大学文学部助手、教養学部専任講師を経て、現在、大学院総合文化研究科准教授。著書に『英語達人列伝』『英語達人塾』(以上、中公新書)、『日本人のための英語』(講談社)、『英語の作法』(東京大学出版会)、『英語の味わい方』(NHKブックス)、『これが正しい!英語学習法』(ちくまプリマー新書)、訳書に『コペルニクス博士』(J.バンヴィル著、白水社)、『イスラム再訪』(V.S.ナイポール著、岩波書店)、『消滅する言語』(D.クリスタル著、中公新書)などがある。

この本の内容

時は19世紀後半、大英帝国は黄金時代を享受していた。ところが英領インドを目指すロシアの南下に伴って「グレート・ゲーム」(闇戦争)が勃発し、激しい謀報活動が展開される。冒険心に富んだインド生まれのイギリス少年キムは、そのための格好の人材だった。資源争奪をめぐるイギリスとロシアの角逐を背景として、インドの豊かな自然を舞台に展開される冒険小説の傑作。

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