トヨタの闇

渡邉 正裕 著 , 林 克明

アメリカのトヨタ車問題は
予言されていた
超巨大企業を支える
過酷な現場

アメリカのトヨタ車問題は長期化が避けられない。日本を代表する超巨大企業に何が起きていたのか。知られざる現場の真相を抉り出す。

トヨタの闇
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 770円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:わ-9-1
  • 刊行日: 2010/05/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-42717-5
  • JANコード:9784480427175
渡邉 正裕
渡邉 正裕

ワタナベ マサヒロ

1972年東京生まれ。(株)MyNewsJapan代表取締役、編集長、ジャーナリスト。慶応義塾大学総合政策学部卒業後、日本経済新聞社記者を経て、日本IBM(旧プライスウォーターハウスコンサルタント)に転じ、ホワイトカラーの最適活用を目的とするコンサルティングに従事。31歳でニュースサイトMyNewsJapanを設立し、ジャーナリズムとコマーシャリズムの両立を標榜している。独自のネットワークで大企業現役社員の直接取材を重ね、働く環境やキャリア、雇用・労働問題をテーマに執筆を続ける。著書に『これが働きたい会社だ』『企業ミシュラン』(ともに幻冬舎)、『若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか』(東洋経済新報社)、『やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する!』(光文社)、共著に『トヨタの闇』(ちくま文庫)がある。

林 克明
林 克明

ハヤシ マサアキ

1960年、長野生まれ。業界誌・週刊誌の記者として働く。著書に『カフカスの小さな国』(小学館ノンフィクション大賞優秀賞)、『プーチン政権の闇』(高文研)、『チェチェン 屈せざる人びと』(写真集、岩波書店)など

この本の内容

巨額の広告宣伝費によって、マスコミによるトヨタ批判は事実上、封じられてきた。だがその裏では、従業員は賃金のつかない数々の“自主活動”によって苛酷な労働を強いられ、過労死や自殺が続発している。社員の命を軽視する会社は消費者の命も軽視する。長期化するアメリカでのリコール問題の原型は、すでに国内にもあった。日本を代表する超巨大企業で何が起きていたのか。知られざる現場の真実を抉り出す。

この本の目次

はじめに―トヨタは本当に優良企業なのか(渡邉正裕)
第1章 トヨタの本質はなぜ報じられないか―広告料日本一の圧力
第2章 トヨタの社員は幸せか―職場環境の実態
第3章 トヨタ車の性能は高いのか―実は欠陥車率99・9%
第4章 下請け社員を苦しめていないか―「自動車絶望工場のトヨタ下請け
第5章 世界での評判―広がる反トヨタ・キャンペーン
第6章 やっぱり大問題を起こしたトヨタ―今回も反省なし
おわりに―『破滅へと向かう旧日本軍』にならないために(林克明)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可