泥鰌庵閑話傑作選

滝田 ゆう 著 , なぎら 健壱 編集

人恋しくてつい一杯……

純粋で人懐っこく寂しがり屋で、毎晩のように赤提灯で飲み歩く己の姿を活写した、滝田ゆうの私漫画一〇八話から四三話をセレクト。
【解説: なぎら健壱 】

泥鰌庵閑話傑作選
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0179
  • 整理番号:た-11-6
  • 刊行日: 2012/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-42922-3
  • JANコード:9784480429223
滝田 ゆう
滝田 ゆう

タキタ ユウ

1932年、東京都向島区寺島町(現墨田区向島)に生まれる。墨田川高校卒。漫画を志し、田河水泡の内弟子となり、「ガロ」に「寺島町奇譚」を発表、一躍脚光を浴びる。74年、第20回文春漫画賞受賞。『寺島町奇譚(全)』『滝田ゆう落語劇場(全)』(ちくま文庫)、『滝田ゆう傑作選「もう一度、昭和」』(祥伝社新書)ほか。90年、肝不全のため逝去。

なぎら 健壱
なぎら 健壱

ナギラ ケンイチ

1952年、東京銀座生まれ。70年、中津川フォークジャンボリーに飛び入り参加したことがきっかけでデビュー。以後、音楽のみならず、映画、テレビ、ラジオの出演、執筆などで幅広く活躍。『東京酒場漂流記』『東京の江戸を遊ぶ』『東京路地裏暮景色』(ちくま文庫)など著書多数。

この本の内容

人が好きで町が好きでお酒が好きな滝田ゆうが描いた、私漫画。「泥鰌庵閑話」108篇の中から、長年滝田ゆうの漫画に親しみ、下町文化にも造詣の深いなぎら健壱が43篇をセレクト。純粋で、人懐っこく、寂しがり屋の主人公の日々を独特の描線で描いた、中年の哀しさやおかしさのあふれる傑作。

この本の目次

きつねあざみ
ひも
月光の曲
めぐすり
とにかく…家族旅行
気まぐれの宿
ミイ子のおじや
ぴんぽんホテル
正義の人
某月某日〔ほか〕

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