トーベ・ヤンソン短篇集 黒と白
子供の心と大人の視線
ムーミンの作家ヤンソンは優れた短篇小説作家でもある。フィンランドの暗く長い冬とオーロラさながら、孤独と苦悩とユーモアに溢れた17篇を集める。
ムーミン作家トーベ・ヤンソンは、じつは子供のこだわりと大人のユーモアやペーソスがない交ぜになった味わい深い小説やエッセイの作者でもある。多くの名作短篇のなかから、明るく楽しい作品を編んだ「トーベ・ヤンソン短篇集」に対し、本書はいわばそのダークサイド。シニカルでいて愛に溢れた独特の作品群は、気むずかしく気位が高い老人のよう。まさにヤンソンの本領が発揮された一冊。
砂をおろす/第二の男/発破/ハワイ、ヒロからの物語/夏の子ども/灰色の繻子/クララからの手紙/八月に/機関車/ルゥベルト/花の子ども/記憶を借りる女/八〇歳の誕生日/狼/主役/連載漫画家/黒と白――エドワード・ゴーリーにささぐ
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