張形と江戸女
春画に描かれた、
女性の性の変遷。
カラー口絵付。図版多数。
江戸時代、張形は女たち自身が選び楽しむものだった。江戸の大らかなセクシュアリティを春画から読み解く。図版追加。カラー口絵4頁。
【解説: 白倉敬彦 】
張形は、江戸時代の春画に多く描かれる女性自身のための性具である。そこから江戸の性の変遷がみえる。春画では、女性が一人で使用する姿だけでなく、奥女中同士で愉しむ姿も描かれている。やがて、庶民へと普及し、男女の前戯に使用される例が現れる。絵に溢れるカラッとしたユーモア。文庫化にあたり、図版、カラー口絵4頁を追加。
1 欲望の発露(錦の袋にはいった「女の性」
女の性欲と張形文化 ほか)
2 快楽の追求(奥女中の性を描いた『床の置物』
数字をめぐるおかしさ ほか)
3 開放感の伝播(性愛の先進地・上方の張形
京に遅れをとった江戸の張形 ほか)
4 好事家の世界へ(変貌する張形の用途
女性のマスターベイションを描く文化 ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可