猫の文学館2 ─この世界の境界を越える猫

和田 博文 編集

突然、ふいと姿をくらましてしまう猫達。この世とあの世を行き来する猫の物語やエッセイをぎゅっと一冊に。猫好きに放つ猫好きによるアンソロジー。

猫の文学館2 ─この世界の境界を越える猫
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 定価:本体840円+税
  • Cコード:0193
  • 整理番号:わ-13-2
  • 刊行日: 2017/06/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-43447-0
  • JANコード:9784480434470
和田 博文
和田 博文

ワダ ヒロフミ

1954年横浜市生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程(文化基礎論)中退。奈良大学文学部教授、東洋大学文学部教授を経て、現在、東京女子大学現代教養学部教授。ロンドン大学SOAS、パリ第7大学、復旦大学大学院の客員研究員や客員教授を務める。著書に『海の上の世界地図―欧州航路紀行史』(岩波書店)、『シベリア鉄道紀行史―アジアとヨーロッパを結ぶ旅』(筑摩選書、交通図書賞)、『資生堂という文化装置 1872−1945』(岩波書店)、『飛行の夢1783−1945』(藤原書店)など。監修本や編著など多数。震災猫と出会い、家人との約束をあえて破って、十数年を一緒に暮した。

この本の内容

「チビや死ぬ時はこっそりと死んでおくれよ…」。佐藤春夫は、愛猫の死に際にこうつぶやいた。愛猫ノラが昨晩帰ってこなかったと知った瞬間に号泣した内田百〓(けん)も、転居を機に痩せてきた猫の最期を見守る夏目漱石も、猫を轢いてしまった男が追いつめられてゆく様を描いた吉行淳之介も、星新一も、武田花も、何の前ぶれもなくあちら側に行ってしまった猫に、涙し、おびえ、悼み、そして書いた。日本の小説、詩、エッセイからえりすぐった、猫好きによる、猫好きのためのアンソロジー。思わずぞくっとして、ひっそり涙したくなる35編。

この本の目次

1 死んだ猫のゆくえ
2 ペット・ロス症候群
3 猫の精霊ばかりが住む町
4 化け猫と不思議な話
5 猫の一族
編者エッセイ 日常と異界の往還

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