未来形の読書術

石原 千秋

なぜ、あなたは本を読むのか?

私たちは、なぜ本を読むのだろう。「読めばわかる」というレベルを超えて、世界の果てまで「自分」を追いかけていく、めまいがしそうな試みこそ、読書の楽しみだ。

未来形の読書術
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0290
  • 整理番号:62
  • 刊行日: 2007/07/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:160
  • ISBN:978-4-480-68764-7
  • JANコード:9784480687647
石原 千秋
石原 千秋

イシハラ チアキ

一九五五年東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科博士課程後期中退。東横学園女子短期大学助教授、成城大学教授を経て、現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は日本近代文学。夏目漱石から村上春樹までテクスト分析による斬新な読解を提供しつつ、国語教育への問題提起も果敢に行っている。著書に『漱石と三人の読者』(講談社現代新書)、『漱石はどう読まれてきたか』『秘伝中学入試国語読解法』(いずれも新潮選書)、『謎とき 村上春樹』(光文社新書)、『『こころ』大人になれなかった先生』(みすず書房)、『読者はどこにいるのか』(河出ブックス)、『小説入門のための高校入試国語』(NHKブックス)、『教養としての大学受験国語』『大学受験のための小説講義』『国語教科書の思想』『国語教科書の中の「日本」』『大学生の論文執筆法』(いずれもちくま新書)ほか。

著者からのメッセージ

ファッションとしての読書[全文を読む]

この本の内容

なぜ、あなたは本を読むのか?「自分探し」を超えた刺激的な読書法。

この本の目次

第1章 本を読む前にわかること(本は自分を映す鏡だ
未来形の自分を求めて ほか)
第2章 小説とはどういうものか(『電車男』は文学か
物語の四つの型 ほか)
第3章 読者はどういう仕事をするのか(小説は穴ぼこだらけ
作家は隠すことで読者から小説を守る ほか)
第4章 「正しさ」は変わることがある(評論を面白く読むコツ
論理は一つではない ほか)

読者の感想

2007.8.22 男性・21歳・学生

マイルドな石原千秋

ちくま新書の『国語教科書の思想』『教養としての大学受験国語』など石原千秋が書いた他の本に比べて、語りかけるようなおだやかな文章だった。多くの本が引用されているので、そちらの本も読んでみたくなった。

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