海を越える日本文学

張 競

なぜ村上春樹ばかりが
注目されるのか

海外の村上春樹人気の理由や海を越える/越えられない日本文学の翻訳事情を紹介。さらにアジアで読まれることと欧米で読まれることの意味の違いについて論じる。

海を越える日本文学
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0291
  • 整理番号:149
  • 刊行日: 2010/12/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:160
  • ISBN:978-4-480-68851-4
  • JANコード:9784480688514
張 競
張 競

チョウ キョウ

1953年、上海生まれ。明治大学教授(比較文化論)。上海の華東師範大学を卒業、同大学助教を経て日本留学。東京大学大学院総合文化研究科比較文化博士課程修了。国学院大学助教授、ハーバード大学客員研究員を経て現職。主な著作に『恋の中国文明史』(ちくま学芸文庫、第45回読売文学賞)、『近代中国と「恋愛」の発見』(岩波書店、1995年度サントリー学芸賞)、『中華料理の文化史』(ちくま新書)、『美女とは何か――日中美人の文化史』(角川ソフィア文庫)、『中国人の胃袋』(バジリコ)、『「情」の文化史――中国人のメンタリティー』(角川選書)など多数。

この本の内容

海外での村上春樹人気のなぜ?を皮切りに、海を越える/越えられない日本文学にまつわる翻訳事情を紹介。また、日本文学が東アジアで読まれることと、欧米で読まれることの、意味の違いについて論じる。

この本の目次

第1章 何が読ませるのだろう―村上春樹、海外で人気のわけ(日本文学、読まれ方の変化
村上春樹の人気ぶり ほか)
第2章 テクストたちの運命―異文化という荒波のなかで(なんといってもノーベル文学賞
まだまだ遠い国、日本 ほか)
第3章 たかが翻訳、されど翻訳―ことばの壁は乗り越えられるか(森鴎外の翻訳紹介が少ないのは?
名文の運命 ほか)
第4章 まちがいだらけの文学交流―誤解と反目の文学外史(日本は世界でどう認識され始めたか
日本文学=古典だった時代 ほか)

読者の感想

2011.6.27 しゃか

とっても興味が惹かれる内容です!!!!

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