太宰治という物語
出発から死まで、主要な作品を論じながら「作家」太宰の軌跡を描く。自ら「太宰治」という物語を演じつづけ、ついには破滅せざるを得なかった、その内面に迫る。
- シリーズ:単行本
- 4,180円(税込)
- Cコード:0095
- 整理番号:
- 刊行日:
2001/04/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:272
- ISBN:4-480-82344-1
- JANコード:9784480823441
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「太宰治」の虚像と実像。作家としての誕生から死まで。「晩年」から「人間失格」まで主要な作品を論じつつ太宰の虚実に迫る。自ら作品の中で「太宰治」という物語を書きつづけ、ついには作品と共に破滅していった内面を論究する力作。
逆行と変身―作家「太宰治」の誕生
フォークロアの変奏―「晩年」の実験1
小説の小説―「晩年」の実験2
大宰治という物語―「作中人物的作家」の方法
女性独白体の発見
「右大臣実朝」のニヒリズム―戦争と天皇
「津軽」論―周縁的世界への帰還
「お伽草紙」の桃源境
死に行く「母」の系譜
「人間失格」の渇仰
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