謎・死・閾 ─フランス文学論集成

松浦 寿輝

官能的な<<謎:ヽ>>とよそよそしい<<死:ヽ>>と苛酷な<<閾:ヽ>>の相貌の下に立ちあらわれる〈文学〉――ヴァレリー、ブルトン、バルト、フーコー等をめぐって極限に炸裂する言葉。

謎・死・閾 ─フランス文学論集成
  • シリーズ:単行本
  • 4,950円(税込)
  • Cコード:1098
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1997/10/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:336
  • ISBN:4-480-83803-1
  • JANコード:9784480838032
松浦 寿輝
松浦 寿輝

マツウラ ヒサキ

1954年、東京生まれ。1980年、東京大学大学院仏語仏文学専攻修士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(表象文化論)。詩人、作家、映画評論家でもある。2000年、『花腐し』(講談社)で第123回芥川賞受賞。著書に『表象と倒錯』『エッフェル塔試論』『ゴダール』『Y・死・閾』『映画1+1』(筑摩書房)、『半島』(文藝春秋)、『物質と記憶』(思潮社)、『官能の哲学』(岩波書店)、『冬の本』(青土社)など。

この本の内容

言葉の現存を唯物論的に読み解く試み。官能的な謎とよそよそしい死と苛酷な閾の相貌の下に立ちあらわれる「文学」―ヴァレリー、ブルトンを中心に、マラルメ、バルト、フーコー、ドゥルーズ…をめぐって、極北に炸裂する言葉の閃光。

この本の目次

1 ヴァレリー、この「近代」の怪物
2 ブルトン、その声と文字の実践
3 書くこと、あるいは危機と宙吊り
4 思想史へのパサージュ
5 現代詩の「困難な自由」
6 「私」の閾

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