中世賤民の宇宙 ─ヨーロッパ原点への旅

阿部 謹也

キリスト教の浸透による時空観念の一元化、死生観の転換によって、畏怖の対象であった職業を賤視するようになる過程を考察。中世の人々の心的構造の核に迫る。

中世賤民の宇宙 ─ヨーロッパ原点への旅
  • シリーズ:単行本
  • 2,970円(税込)
  • Cコード:0022
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1987/11/02
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5変判
  • ページ数:322
  • ISBN:4-480-85409-6
  • JANコード:9784480854094
阿部 謹也
阿部 謹也

アベ キンヤ

1935年、東京に生まれる。1963年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。小樽商科大学教授、一橋大学教授、一橋大学学長、共立女子大学学長などを歴任。『中世を旅する人びと』『西洋中世の男と女』『中世の星の下で』『自分のなかに歴史をよむ』『ハーメルンの笛吹き男』『「世間」への旅』「阿部謹也著作集」全10巻(以上、筑摩書房)、『「世間」とは何か』(講談社)、『物語 ドイツの歴史』(中央公論新社)、『阿部謹也自伝』(新潮社)など多数の著書がある。2006年9月没。

著者に関する情報

追悼・阿部謹也[全文を読む]

この本の内容

ヨーロッパ中世の人びとの心的構造の核にあるものは何か。大宇宙と小宇宙という二つの宇宙のなかで生きていた中世人が、キリスト教の浸透による時空観念の一元化、死生観の転換によって、畏怖の対象であった職業を賎視の対象としてみるようになってゆく過程を考察。

この本の目次

私たちにとってヨーロッパ中世とは何か
ヨーロッパ・原点への旅―時間・空間・モノ
死者の社会史―中世ヨーロッパにおける死生観の転換
ヨーロッパ中世賎民成立論
中世ヨーロッパにおける怪異なるもの
ヨーロッパの音と日本の音

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