見える死、見えない死

立川 昭二

洋の東西、さまざまな時代において、死はどのように捉えられてきたか。社会から影をひそめ、文化から切り捨てられた現代の日本の死を鋭く問う。

見える死、見えない死
  • シリーズ:単行本
  • 1,815円(税込)
  • Cコード:0036
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/10/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:258
  • ISBN:4-480-85460-6
  • JANコード:9784480854605
立川 昭二
立川 昭二

タツカワ ショウジ

1927−2017。東京生まれ。早稲田大学文学部史学科卒業。1966−97年、北里大学教授。後に同大学名誉教授。主に文化史、生活史の視座から病気、医療、死を考察した。1980年『死の風景』でサントリー学芸賞受賞。著書:『日本人の病歴』、『病いと人間の文化史』、『明治医事往来』、『いのちの文化史』、『生と死の現在』、『養生訓に学ぶ』、『生死のあわい』他多数。

この本の内容

文化としての病い、文化としての死を、日本人の隠れた心性にさぐり、歴史の路地裏から照射する。現代人にとって死とは何か?

この本の目次

現代の不安・現代の死
女・子ども・病い
「気」の日本人
「持病」の日本人
病いの想像力
病いをめぐる心性と習俗
往生術―ターミナルケアの原型
病人をめぐる心性と習俗
駕篭・人力車・救急車
現代における病いと癒し
時代の語る病い―梅毒・エイズをめぐって
病いの記号論―がん・エイズをめぐって
路地裏の歴史を歩く
時代の跫音のなかで

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