忠誠と反逆 ─転形期日本の精神史的位相

丸山 眞男

幕末・維新の激動する時期に、自我と自我を超えた歴史的現実との対立・相剋を描いた「忠誠と反逆」ほかを収録。日本近代黎明期の躍動する精神史。

忠誠と反逆 ─転形期日本の精神史的位相
  • シリーズ:単行本
  • 4,400円(税込)
  • Cコード:1031
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1992/06/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:408
  • ISBN:4-480-85563-7
  • JANコード:9784480855633

この本の内容

開国と国家建設をめぐる激動の時期に、自我と自我を超えた歴史的現実との対立・相剋を描いた「忠誠と反逆」をはじめ、これまで入手困難であった、幕末から明治初期を扱う思想史の諸論稿を集成。近世を対象にした『日本政治思想史研究』に続く、幕末・維新の思想史。「歴史意識の『古層』」ほか、を付す。

この本の目次

忠誠と反逆
幕末における視座の変革―佐久間象山の場合
開国
近代日本思想史における国家理性の問題
日本思想史における問答体の系譜―中江兆民『三酔人経論問答』の位置づけ
福沢・岡倉・内村―西欧化と知識人
歴史意識の「古層」
思想史の考え方について―類型・範囲・対象

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