外交官の文章 ─もう一つの近代日本比較文化史
19世紀半ばに開国した近代日本にとって列強諸国との交渉は国運を左右した。それを担った外交官が遺した日記や報告文、回想録を読み解き、時代の肖像画を描き出す。
攘夷・開国から日清・日露の戦役を経て開戦まで。国運を一身に背負い、「言葉による戦争」を最前線で担った人々の記録と回想。
「攘夷」のなかの日本発見―ラザフォード・オールコック『大君の都』
暁窓残燭の下に―栗本鋤雲『匏庵遺稿』他
文学としての幕末外交回想記―田辺太一、福地源一郎、栗本鋤雲
岩倉使節団と日本の近代化―久米邦武編述『特命全権大使米欧回覧実記』
清国外交官の見た明治日本―黄遵憲『日本雑事詩』
幕末洋学から日英同盟締結へ―林董『後は昔の記』
明治外交の危機に立つ―陸奥宗光『蹇蹇録』
日露戦争の暗鬱―小村寿太郎
フランスからの詩人大使―ポール・クローデル
孤立と国際協調―幣原喜重郎
「愛する女が狂ってゆく」―ジョージ・サンソム
大戦前夜の駐英大使―吉田茂と妻雪子
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