男の絆 ─明治の学生からボーイズ・ラブまで

前川 直哉

この国は巨大な男子校!?

「男の友情」は男にしか分からない…。そんな絆も実は歴史の産物だった。明治時代までさかのぼり、学生間ではやった男色のその後の展開を追う、画期的な論考!

男の絆 ─明治の学生からボーイズ・ラブまで
  • シリーズ:単行本
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2011/05/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-86411-6
  • JANコード:9784480864116
前川 直哉
前川 直哉

マエカワ ナオヤ

1977年兵庫県生まれ。東京大学教育学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在籍中。現在、灘高等学校教諭(日本史)、および大学非常勤講師。専門はジェンダーとセクシュアリティの社会史。共著に『「育つ・学ぶ」の社会史――「自叙伝」から』(藤原書店)、『セクシュアルマイノリティをめぐる学校教育と支援』(開成出版)などがある。

この本の内容

「男の友情」は男にしか分からない…。そんな“絆”も、じつは歴史の産物だった。明治時代までさかのぼり、学生の間ではやった「男色」の、その後も展開を追う。いまの男女問題を解くヒントに満ちた、画期的な考察。

この本の目次

第1章 「学生男色」の時代
第2章 「やったか、やってないか、それが問題だ」
第3章 女学生の登場と「男同士の恋」
第4章 「男色」から「男の友情」へ
第5章 「同性愛者」の誕生
第6章 締め出される女性と「ボーイズ・ラブ」
終章 「男の絆」から「人びとの絆」へ

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