書店のみなさんからのメッセージ

 

啓文社 児玉憲宗さん

何気ない記憶の中に本が登場するだけでどうして生き生きとした思い出に変わるのだろう。何気ない暮らしに本が登場するだけでどうして色鮮やかな輝きを増すのだろう。

紀伊國屋書店本町店 岸田安見さん

生活していく中で本と触れ合い、影響され、それが自分という人格にプラスされていく…華恵さんの本との付き合い方は、とても私の理想に近い。いいなあ、うらやましいなあと思いました。

ジュンク堂書店広島店 嘉屋由記子さん

眩しくてぎゅっと目をつむった後に、そっと目を開くときらきらした砂糖菓子がちょこんと盛られていました。という感じのかわいらしい文章なのに、しっかりとした味があります。透明感が心地良い、まだ若い美しい羽根をもった本です。

紀伊國屋書店北千住マルイ店 三輪岳史さん

飾りたい年頃の飾らないエッセイ。年齢なんて他人に決められることじゃないと思う。おかしなことを言うようだが、そう感じました。

有隣堂ヨドバシAKIBA店 磯野真一郎さん

華恵さんを取り囲む少年少女の世界と、哀感漂う語感のバランスが絶妙です! あふれだした言葉たちは本への感情と共に10代とは思えない才能を感じさせます。15歳にして既に次回作が誰より楽しみな作家さんです。

有隣堂ルミネ横浜店 加藤泉さん

本と共に成長していく一人の少女の姿に、さわやかな風を感じました。

丸善仙台アエル店 鈴木典子さん

自分の本棚をひっくりかえして、懐かしい本達を探したくなりました。

有隣堂川崎BE店 星野良夫さん

本との出会いと心の成長、思い出をたどると本がそこに。自分の本との出会いを思い出しながら読みました。

ジュンク堂書店福岡店 下妻久美さん

本と少女の日々、その毎日は、プールのきらきらした水しぶきのような印象でした。きれいで、幸福で、おだやかで、でも少し切なくて、妙に泣きたくなるような、不思議で素敵な、そんな感じです。