可士和:今も結局、ルールをつくった人が勝っていくわけじゃないですか。齋藤:そうですよ。今のは、深い言葉でしたね。「現代は、ルールをつくった奴の勝ち」。 可士和:アップルやグーグルは自分たちでルールを描いているから、強いんですよ。今、日本が弱いのはルールが描けないからでしょう。
仕事も政治もスポーツも、勝者は「概念を完全に使いこなす」。
自分が参加しているゲームを理解し、使いこなし、さらに自分のルールをつくることで勝っている。
そのためには何をすべきなのか? ユニクロやセブン-イレブン等のクリエイティブ・ディレクションにとどまらず、デザインの枠を超えてさまざまな活躍をみせる佐藤可士和に、齋藤孝が切り込んだ。
佐藤可士和の新しいルールづくり 佐藤 可士和 著 齋藤 孝 聞き手
定価:本体1400円+税