齋藤孝・近影

日本テレビ系列2019.5.25 O.A. 「世界一受けたい授業」 齋藤孝先生出演 たちまち大反響!!

『恥をかかないスピーチ力』 ちくま新書 齋藤孝

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「これ使える!」の声、続々

  • スピーチは「15秒練習」で驚くほど上手くなる
  • 話し上手の近道は「聞き上手」になること!?
  • 自分だけの「決めフレーズ」を持つこと
新年度に自己紹介をしたり、結婚式やちょっとした集まりで人前で話したりする機会は
意外と多い。そんな時に役立つ、スピーチやコメントのコツ、心構え。
恥をかかないレベルから「なかなかうまいな」と思われるレベルまで、どうステップアップするか。
「時間感覚」「身体感覚」の重要性、始まり方と終わり方、小ネタの集め方、シーン別のコツや
NGポイントまで、人前で話す時にはこれさえあれば大丈夫!
『恥をかかないスピーチ力』 ちくま新書 齋藤孝
目次
はじめに

第一章 これだけはマスターしたいスピーチの基本

  1. だらだら話すな! 一番大切なのは時間感覚
  2. ストップウォッチを持ち、一分で話を終える
  3. 一五秒プレゼンを練習すると、驚くほどうまくなる
  4. 着地点を決め、「終わりのフレーズ」でしめくくる
  5. もじもじして恥ずかしがるのが一番みっともない
  6. 前置きや言いわけはいらない。いきなり本題に入る
  7. 「これだけは」伝えたい主張と、「決めフレーズ」を持つ

第二章 スピーチができる身体になる

  1. 相手に向かって「開いた身体」になっているか
  2. 大声を出すより、声を張る感じが正解
  3. 声のボリュームは大中小の三段階で
  4. 強調したい時はゆっくりと。緩急をつけると抑揚がつく
  5. 声は方向性と距離感を持っている
  6. ボールを投げて、声の届かせ方を練習する
  7. 積極的に「意識の線」を張る
  8. 聴衆を六ブロックに分けて視線の方向を決める
  9. 好意的な人を見つけて、アイコンタクトをとって話す
  10. 扇風機方式で視線を流し、最終手段は「手」を使う
  11. 聴衆を誘導するという“奥の手”
  12. 実は聞き上手が話し上手という真実

第三章 スピーチで役に立つ小ネタの集め方

  1. 小ネタを二〇個用意すれば、厚みのある話ができる
  2. 小ネタを練習し、古典芸まで高める
  3. 瞬発力をつけるには、つねにネタ帳を用意する
  4. ネタ帳でエピソード力、引用力をつける
  5. ネタには必ず自分の経験や感想を加える
  6. ネタの宝庫はテレビ。その日見た内容をすかさずメモ
  7. 本を一冊読むごとに一ネタ必ず増やしていく
  8. 小ネタ披露会をして、仕込みを万全にしておく
  9. スピーチとは新鮮なネタを出す料理店のようなもの

第四章 コメントを求められた時の対処法

  1. コメントは間髪を入れずに言うのがポイント
  2. イメージや比喩を使って、ありきたりでないコメントにする
  3. 思いつかない時は素の自分を出す
  4. 使えるフレーズを用意しておく
  5. 当事者意識を持つと、新鮮なコメントになりやすい
  6. 視点を複数化して〝一人ディベート〞をする
  7. 視点を変えるにはクローズアップする方法もある
  8. 本質をふまえた上で斬新なコメントを考える
  9. AとBを比較して、共通項と違いを見つける
  10. AからBへ変わった変化をコメントする
  11. 民話や物語、童謡から想像力をふくらませる
  12. ホットなうちに三回話す
  13. 詳しい人に〝道案内〞してもらう
  14. 脳の中で芋づる式につながりをつけておく
  15. 日頃からプロの優れた仕事にふれておく
  16. ネットのレビューやコメントも参考になる
  17. 〝無茶ぶり〞でハイレベルなコメントセンスを鍛える
  18. この瞬間だけでもこれが好きだったら?
  19. すべてを「?」と「!」で伝えてみる

第五章 シーン別 恥をかかないスピーチのやり方

  1. 【自己紹介】
  2. 自分がハマっているものを話す
  3. 好きなものを書いた「偏愛マップ」を配る
  4. 動作とセットにして、印象に残す
  5. 着地点を決めておく
  6. 緊張する時は原稿を読んでもいい
  7. 【PTA、保護者の集まり】
  8. とにかく時間感覚が大事。三〇秒を厳守して
  9. 挨拶は手紙の「拝啓」と「敬具」の要領で
  10. お礼は具体的にポイントをあげる
  11. ネガティブな話はしてはいけない
  12. 子どもについてのポジティブな話題を報告する
  13. 【来賓に招待された時の挨拶】
  14. 教養が身につくネタを仕込んでいく
  15. ベタだが偉人の言葉は感心できるものが多い
  16. みんなで復唱する〝会場参加型〞なら場が盛り上がる
  17. 【受賞した時の挨拶】
  18. 「偶然」を使うとイヤミにならない
  19. 「誰々のおかげ」を強調する
  20. 【組織を代表する時の挨拶】
  21. 英語を使ってシンプルなキーフレーズをつくる
  22. 過去を思いださせて気持ちをひとつにまとめる
  23. 【結婚式の挨拶】
  24. 「おめでとうございます」を忘れずに
  25. ネタは二つ。旬な話題を盛り込もう
  26. 結婚式に自虐ネタはNG
  27. 【パーティーの挨拶】
  28. 自己アピールをしないよう気をつける
  29. 具体的なデータをあげると説得力が増す
  30. 【新人挨拶】
  31. 新人は声を大きく、ひたすら元気に
  32. 将来の話をして前向きさをアピールする
  33. 【部署異動の挨拶】
  34. 前の部署での仕事を軽くアピールする
  35. プライベートな話題を少し盛り込む
  36. 【会議の挨拶、説明】
  37. ホワイトボードにテーマを書いて、簡潔に
  38. みんなで説明する雰囲気をつくる
  39. 【企画会議・プレゼン】
  40. 交渉の基本は「利益・オプション・BATNA(バトナ)」で
  41. 言葉が自然にわき出てくるまで練習する
  42. 企画説明は「起承転結」ではなく「結結結結」で話す
  43. 主旨をタイトルにし、リスクにもふれる
  44. レジメがないのは、水着なしでプールに入るようなもの
  45. ポイントはシンプルに三つにしぼる 
  46. 料理のレシピを参考にして説明するとわかりやすい 

第六章 人前であがらないためのひと工夫

  1. とにもかくにも場なれして自信をつける
  2. 呼吸法で気をしずめ、自律神経を整える
  3. 呼吸法と手の動きをセットにすると、より効果大に
  4. 人指し指と中指で耳をつまんで、上下に動かす
  5. ひと口水を飲むと気持ちが落ち着く
  6. ジャンプして全身に血をめぐらせる
おわりに

齋藤孝(さいとう・たかし)

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーに。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。著書に『現代語訳 学問のすすめ』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』(ちくま新書)、『13歳からの「学問のすすめ」』(プリマー新書)、『こども「学問のすすめ」』『こども「シェイクスピア」』『こども「徒然草」』(以上、筑摩書房)、『こども孫子の兵法』(日本図書センター)、『超訳 こども「アドラーの言葉」』(KADOKAWA)等多数。

『恥をかかないスピーチ力』 ちくま新書 齋藤孝

齋藤孝

恥をかかないスピーチ力

自己紹介や、結婚式、送別会など人前で話す機会は意外と多い。
そんな時のためのスピーチやコメントのコツと心構えを教えます。

ちくま新書1189/2016.6.6刊行/
ISBN: 978-4-480-06894-1/208ページ/本体760円+税

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