筑摩書房

webちくまにて岩井志麻子氏との¥対談掲載中!

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その三文字で大あわてするこの国のおかしさを、痛快に笑い飛ばそう!

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会田誠氏×毛利嘉孝氏×ろくでなし子氏 刊行記念トーク 6月30日(火)19:00より DOMMUNEにて配信!

岩井志麻子氏、西原理恵子氏絶賛!

「ワイセツ」裁判を闘うアーティストが事件と半生を描く抱腹絶倒エッセイ

私の体がワイセツ?! ——女のそこだけなぜタブー
ろくでなし子 9784480815248 1400円+税

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電子書籍も配信中!

私の体がワイセツ?! ——女のそこだけなぜタブー

著者近影

ろくでなし子(ろくで・なしこ)

漫画家。まんこ(女性器)をモチーフに作品を作るアーティスト。2013年秋、まんこを3Dスキャンし、そのデータで今性器(世紀)初のマンボートを制作、たまん川(多摩川)にて進水を果たす。その制作費用に利用したクラウドファンドで、出資者へのお礼に3DデータをダウンロードできるURLを送信したことなどが要因で、2度にわたり逮捕される。釈放後は勾留中の体験を漫画や書籍に執筆し、表現の自由を訴える活動を精力的に続けている。海外では『Grazia』誌、「The Daily Show」(米TV)」、「Le Petit Journal」(仏TV)等に取り上げられ話題に。2014年10月東京デザイナーズウィークのTDWアートフェアにて前期準グランプリ受賞。2015年3月米国ニュースサイト「artnet news」にて“社会のタブーを打ち破る10人の女性アーティスト”に選ばれる。同月、イギリス「LIBERTINE」誌の“LIBERTINE選アーティスト100人”に選ばれる。2015年4月15日初公判。

本書の内容

第1部 事件のチン相(真相)

第1章 ”犯罪者”になったわたし

  • 奴らは突然やってきた!
  • あの3文字を言えない人たち
  • 志麻子まん
  • ひどいよ怖いよ
      でもおいしい「逮捕」というネタ
  • はじめてのテレビ出演は「犯罪者」
  • ウソだらけの取り調べ
  • 被疑者はみんな口ずさむという、あのテーマ
  • 6泊7日のプレミアム体験
  • 外の世界では?
  • 浦島太郎、シャバに出る。
       そしてまたもや逮捕……?!

第2章 留置場ってどんなところ?

  • 再逮捕よりもこうじ菌
  • いやな予感ほど当たるもの
  • 2度目のお勤め先「西が丘分室」
  • 留置場グッズコーナー
  • 雑居房ではみんなが仲間。だけどわたしは……
  • 雑居房の仲間たち
  • 自尊心を低くされる留置所の
      くだらないルールとシステム
  • ボールペン奪い合い戦争勃発
  • 毎日続く取り調べて鍛えた瞬発「怒」力
  • 笑い涙の面会タイム
  • あの人が来てくれた!
  • わたしを励ましたサド
  • 留置場で学んだ獄中哲学
  • 雑居房は日本の貧困バロメータ
  • 留置場の「不在者投票」でもウソをつく看守たち
  • 勾留理由開示裁判で「言い方を工夫しなさい」と
       まんこに怯える裁判官

第3章 ふたたびシャバへ

  • 普通の生活は極上の贅沢
  • それでいいのか、日本のメディア
  • 日本とはまったく違う海外メディアの目
  • 逮捕で人気急上昇?!
  • 米国慈善団体「クリトレイド」からの
      うれしい依頼
  • 裁判という名の最高のイベントへようこそ!

第2部 わたしのマン生(半生)

第4章 なぜ今「まんこ」なのか

  • 単行本『デコまん』はウソだった!
  • 取り調べで振り返られた「わたしの生い立ち」
  • ノリの軽さは父親ゆずり
  • 当たり前ってなんだろう?
  • 空気を読めないコミュ障 非モテこそ身を助ける
  • 何も考えないまま大学に、
      そして人生最初で最後のモテ期は過ぎゆく
  • やっと見つけた「やりたいこと」
  • 漫画家にはなったけれど……
  • 体験漫画家で芸人のような日々、
      そして結婚したものの……
  • こんなはずじゃなかった……。甘かった結婚体験
  • 女も浮気したっていいじゃない! と思って
       描いた漫画のペンネームは「ろくでなし子」
  • 整形は整形でも、なんでソコ?!
  • まんこアートも最初は漫画のネタだった
  • なぜ「まんこ」と言ってはならないの?
  • はじめてのデコまんワークショップ
  • 離婚してやっとわかった結婚の意味
  • まんこに怒るオヤジたちとの闘い
  • もっとまんこにインパクトを!
  • そうだ、まんこをデータ化しよう!
  • CAMPFIREでボッ金(募金)を募ろう!
  • 「わたしの”まん中“を3Dスキャンして、
       世界初の夢のマンボートを作る計画に支援を!」
  • 性器の(世紀の)3Dスキャン体験
  • レマン湖ではなくたまん川(多摩川)で進水式
  • わたしは「アート」をしています
  • 「デジまんコンテスト」を募ったけれど…… 
  • まんこと遊ぼう! よいこの科学まん個展

第5章 まんこは誰のものですか?

  • 「まんこ」にこだわる理由
  • まんこは誰のものなのか?
  • アートは常識をひっくりかえすもの
  • アートをする方だって「受け取りたい」
  • 家族の理解
  • フェミニスト or 似非フェミニスト?!
  • 表現規制について
  • 「ろくでなし子」であり続ける理由
  • これからのまんこアートを考える

年譜