加藤 典洋 カトウ ノリヒロ
1948年、山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒業。著書に『敗戦後論』(ちくま学芸文庫、伊藤整文学賞受賞)、『言語表現法講義』(岩波書店、新潮学芸賞受賞)、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(朝日新聞社/講談社、両著で桑原武夫学芸賞受賞)、『アメリカの影』『日本風景論』(講談社文芸文庫)、『日本の無思想』(平凡社新書)、『さようなら、ゴジラたち』『3.11 死に神に突き飛ばされる』(岩波書店)、『人類が永遠に続くのではないとしたら』(新潮社)など多数。
加藤 典洋 著
憲法9条をどのように使うことが、私たちにとって必要なのか。日米同盟と9条をめぐる「せめぎあい」の歴史をたどり、ゼロから問いなおす。著者、さいごの戦後論。
ちくま新書 新書判 560頁 刊行日 2021/05/06 ISBN 978-4-480-07402-7JANコード 9784480074027
定価:本体1,300 円+税
在庫 ○
英訳された作品を糸口に村上春樹の短編世界を読み解き、その全体像を一望する画期的批評。村上の小説家としての「闘い」の様相をあざやかに描き出す。
ちくま学芸文庫 文庫判 432頁 刊行日 2019/10/09 ISBN 978-4-480-09945-7JANコード 9784480099457
デタッチメントからコミットメントへ――。デビュー以来の80編におよぶ短編を丹念にたどることで浮かびあがる、村上の転回の意味とは? 解説 松家仁之
ちくま学芸文庫 文庫判 320頁 刊行日 2019/10/09 ISBN 978-4-480-09946-4JANコード 9784480099464
定価:本体1,200 円+税
日本はなぜ「戦後」を終わらせられないのか。その核心にある「対米従属」「ねじれ」の問題の起源を世界戦争に探り、平和憲法の大胆な書き替えによる打開案を示す。
ちくま新書 新書判 640頁 刊行日 2015/10/05 ISBN 978-4-480-06856-9JANコード 9784480068569
定価:本体1,400 円+税
なぜ今も「戦後」は終わらないのか。敗戦がもたらした「ねじれ」を、どう克服すべきなのか。戦後問題の核心を問い抜いた基本書。
ちくま学芸文庫 文庫判 384頁 刊行日 2015/07/08 ISBN 978-4-480-09682-1JANコード 9784480096821
人はどんなとき、悩みを打ち明けたいと思うのだろう? 努力が報われないとき、人をずるいと感じたとき、本能が理性に勝るとき…迷うあなたへ贈る人生問答。
単行本 四六判 192頁 刊行日 2008/06/25 ISBN 978-4-480-84285-5JANコード 9784480842855
定価:本体1,500 円+税
在庫 ×
てんで勝手に投げ出される質問。瞬発力で、でも脱力して繰り出す質問。人生の最低綱領の稜線を描く、全天候型、360度対応の、人生問答。
単行本 四六判 216頁 刊行日 2007/03/22 ISBN 978-4-480-84274-9JANコード 9784480842749
「戦後」とは何か? 敗戦国が背負わなければならなかった「ねじれ」を、われわれはどうもちこたえるのか? ラディカルな議論が文庫で蘇る。 <br /> 【解説: 内田樹 】
ちくま文庫 文庫判 368頁 刊行日 2005/12/07 ISBN 4-480-42156-4JANコード 9784480421562
定価:本体950 円+税
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