森 まゆみ モリ マユミ
一九五四年東京生まれ。八四年「谷中・根津・千駄木」創刊。地域史研究、文化財保存に尽力し、各新聞書評委員、文化庁文化審議会委員など歴任。日本ナショナルトラスト理事。近著に『千駄木の漱石』(ちくま文庫)、『子規の音』(新潮社)、『暗い時代の人々』(亜紀書房)、『「青鞜」の冒険――女が集まって雑誌をつくるということ』(集英社文庫)、『環境と経済がまわる、森の国ドイツ』(晶文社)など多数。
森 まゆみ 著
昔かたぎの職人が腕をふるう煎餅屋、豆腐屋。子供たちでにぎわう路地、広大な墓地に眠る人々。取材を重ねて捉えた谷中の姿。 <br /> 【解説: 小沢信男 】
ちくま文庫 文庫判 320頁 刊行日 1994/03/24 ISBN 978-4-480-02855-6JANコード 9784480028556
定価:本体860 円+税
在庫 ○
「夏っちゃんは、これに小説のタネと生命を使い果たしたんでした」(伊東夏子)。『通俗書簡文』の真髄に迫り、明治女性の暮しぶりを生き生きと伝える渾身の書下ろし。
単行本 四六判 384頁 刊行日 1996/11/20 ISBN 4-480-81410-8JANコード 9784480814104
定価:本体2,300 円+税
在庫 ×
一本の小路を入ると表通りとはうって変って不思議な空間を見せる根津。江戸から明治期への名残りを留める町の姿と歴史を描く。 <br /> 【解説: 松山巖 】
ちくま文庫 文庫判 304頁 刊行日 1997/05/22 ISBN 4-480-03267-3JANコード 9784480032676
定価:本体720 円+税
家事が片づき、子どもたちが寝しずまる。至福の読書タイム。好奇心と本を選ぶ嗅覚が人一倍の著者が、ワクワクしながら読んだ本、元気づけてくれた本を紹介。
単行本 四六判 288頁 刊行日 1998/05/25 ISBN 4-480-81604-6JANコード 9784480816047
定価:本体1,800 円+税
経験もお金もないけれど、好奇心と情熱だけは誰にも負けない四人の母親。愛する自分の町のためにとはじめた地域雑誌「谷根千」の大冒険。
ちくま文庫 文庫判 288頁 刊行日 2002/05/08 ISBN 4-480-03723-3JANコード 9784480037237
森 まゆみ 著 太田 順一 写真
生粋の東京人、森まゆみの大阪町歩き。あの店で舌鼓を打ち、この路地を覗き込む。中之島、鶴橋、平野へと好奇心は拡がり、その跡を写真家太田順一の視線が追う。
単行本 四六変判 208頁 刊行日 2003/10/14 ISBN 4-480-81453-1JANコード 9784480814531
定価:本体1,600 円+税
花見の誘い、火事見舞い、媒酌依頼…掌編小説さながらの実用手紙文例集『通俗書簡文』を味わい深く読み解く。『かしこ一葉』改題。 <br /> 【解説: 福原義春 】
ちくま文庫 文庫判 272頁 刊行日 2004/05/10 ISBN 4-480-03938-4JANコード 9784480039385
定価:本体680 円+税
山田 風太郎 著 森 まゆみ 聞き手
「医者より楽だと思って」選んだ作家の道。忍法帖、明治物で大ブームをおこした作家の素顔に聞き上手の森まゆみが迫る。 <br /> 【解説: 田村七痴庵 】
ちくま文庫 文庫判 240頁 刊行日 2005/06/08 ISBN 4-480-42095-9JANコード 9784480420954
一曲の歌を引き金に思い出される悲喜こもごもの人生。貴重な写真満載で贈る昭和30年〜40年代の、歌のある東京アルバム。 <br /> 【解説: 中谷健太郎 】
ちくま文庫 文庫判 272頁 刊行日 2008/05/08 ISBN 978-4-480-42438-9JANコード 9784480424389
職人たちはなぜその仕事を選んだのか。仕事のどこが大変で、どうやって一人前になったか。理屈では語れないモノつくりの世界の喜びが、その人生談から滲み出す。
ちくまプリマー新書 新書判 192頁 刊行日 2008/09/08 ISBN 978-4-480-68794-4JANコード 9784480687944
定価:本体780 円+税
目を凝らし、耳を傾けて見つけた大阪の奥深い魅力。大阪には不案内の森まゆみ、知り尽くした写真家太田順一、二人の視線が捉えた大阪とは?
ちくま文庫 文庫判 256頁 刊行日 2009/06/10 ISBN 978-4-480-42610-9JANコード 9784480426109
庭園、建築、旨い食べ物といっても東京の東地区は年季が入っている。日暮里、三河島、三ノ輪など38箇所を緻密なイラストと地図でご案内。
ちくま文庫 文庫判 240頁 刊行日 2010/04/07 ISBN 978-4-480-42700-7JANコード 9784480427007
定価:本体760 円+税
森鴎外訳「即興詩人」に誘われ、著者はイタリアを訪ね歩く。豊穣な歴史、文化、美術、音楽などにも触れた文学紀行エッセイ。 <br /> 【解説: 武谷なおみ 】
ちくま文庫 文庫判 416頁 刊行日 2011/05/10 ISBN 978-4-480-42825-7JANコード 9784480428257
定価:本体950 円+税
『吾輩は猫である』は千駄木で誕生した。予想外の反響、次々に押し寄せる災難などを紹介しながら、漱石の住んだ明治36から39年までの千駄木での暮らしと交遊を描く。
単行本 四六判 256頁 刊行日 2012/10/10 ISBN 978-4-480-81514-9JANコード 9784480815149
定価:本体1,700 円+税
失明は免れたものの病をかかえ、父を看取り、「谷根千」終刊。不具合の日常を軽やかにつづった闘病の記。巻末に二人の医師へのインタヴューを付す。
ちくま文庫 文庫判 288頁 刊行日 2013/05/08 ISBN 978-4-480-43058-8JANコード 9784480430588
英語・英文学教師から人気作家へ転身、代表作のアイデアも得た千駄木。なのに、嫌だ、豚臭い、慈悲のために永住する……。そんな素顔の漱石を活写。
ちくま文庫 文庫判 352頁 刊行日 2016/06/08 ISBN 978-4-480-43358-9JANコード 9784480433589
定価:本体800 円+税
在庫 切れ中
森 まゆみ 著 松久 寛 著
少子化も、先進国のマイナス成長も、地球規模では望ましい。持たない生活を実践してきた作家と、技術開発にしのぎを削ってきた研究者の意外な意見の一致とは!
筑摩選書 四六判 240頁 刊行日 2017/06/13 ISBN 978-4-480-01651-5JANコード 9784480016515
定価:本体1,500 円+税
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