塚原 史 ツカハラ フミ
1949年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、京都大学大学院仏文科修士課程修了、パリ第三大学博士課程中退。現在、早稲田大学法学部教授。前衛芸術から全体主義をへて消費社会へといたる20世紀文化の展開に鋭い視線をむけている。著書に『ダダ・シュルレアリスムの時代』(ちくま学芸文庫)、『記号と反抗』(人文書院)、『アヴァンギャルドの時代』(未來社)、訳書にボードリヤール『芸術の陰謀』(NTT出版)、『象徴交換と死』(ちくま学芸文庫)、『なぜ、すべてがすでに消滅しなかったのか』(筑摩書房)など。
塚原 史 著
「自由な個人」から「全体主義的な群衆」へ。人間という存在が劇的に変質した世紀の思想を、無意味・未開・狂気等キィワードごとに解読する。
ちくま学芸文庫 文庫判 320頁 刊行日 2011/11/09 ISBN 978-4-480-09414-8JANコード 9784480094148
定価:本体1,200 円+税
在庫 ○
ジャン・ボードリヤール 著 塚原 史 翻訳
記号と幻想の中で、人間が「消滅」した後、人間存在の行く末を予言してきたボードリヤールが最晩年に記した、現代文明への遺言。いったい何がおこるのだろうか。
単行本 四六判 160頁 刊行日 2009/12/10 ISBN 978-4-480-86398-0JANコード 9784480863980
定価:本体2,500 円+税
在庫 ×
カール・マルクス 著 今村 仁司 翻訳 三島 憲一 翻訳 鈴木 直 翻訳 塚原 史 翻訳 麻生 博之 翻訳
収録の三篇は観念に終始する哲学ならびに心情中心の経済学への批判、そして資本主義批判実践の宣言文であり、若きマルクスの三つの面貌を鮮かに浮び上らせる。
シリーズ・全集 四六判 468頁 刊行日 2008/03/24 ISBN 978-4-480-40112-0JANコード 9784480401120
定価:本体3,600 円+税
人間存在が変化してしまった時代の〈意識〉を先導する芸術家たち。二十世紀思想史として捉えなおす、衝撃的なダダ・シュルレアリスム論。 <br /> 【解説: 巖谷國士 】
ちくま学芸文庫 文庫判 384頁 刊行日 2003/09/10 ISBN 4-480-08785-0JANコード 9784480087850
定価:本体1,300 円+税
主体性をもつ「人間」という発明品は、近代社会を成立させるやいなや、無意識で無意味な存在へと劇的な変貌を遂げた。壮大なスケールで描く「非人間」化の歴史。
ちくま新書 新書判 224頁 刊行日 2000/10/19 ISBN 4-480-05867-2JANコード 9784480058676
定価:本体680 円+税
ジャン・ボードリヤール 著 今村 仁司 翻訳 塚原 史 翻訳
すべてがシミュレーションと化した高度資本主義像を鮮やかに提示し、〈死の象徴交換〉による、その内部からの〈反乱〉を説く、ポストモダンの代表作。
ちくま学芸文庫 文庫判 576頁 刊行日 1992/08/06 ISBN 4-480-08013-9JANコード 9784480080134
定価:本体1,500 円+税
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