保阪 正康 ホサカ マサヤス
1939年、北海道生まれ。同志社大学文学部卒業。日本近代史、とくに昭和史の実証的研究を志し、歴史の中に埋もれた事件・人物のルポルタージュを心がける。個人誌「昭和史講座」を中心とする一連の昭和史研究で菊池寛賞を受賞。著書に『戦場体験者 沈黙の記録』(筑摩書房)、『東條英機と天皇の時代』(ちくま文庫)、『若い人に語る戦争と日本人』(ちくまプリマー新書)、『農村青年社事件』『帝国軍人の弁明』(以上、筑摩選書)、『昭和史七つの謎(★正字)』(講談社文庫)、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)など多数がある。
吉田 満 著 保阪 正康 編集
栄光と悲惨の歴史的ドキュメント「戦艦大和ノ最期」と、日本という国のあり方、日本人の生き方を考える珠玉のエッセーを集成。 <br /> 【解説: 保阪正康 】
ちくま学芸文庫 文庫判 544頁 刊行日 2005/07/06 ISBN 4-480-08927-6JANコード 9784480089274
定価:本体1,500 円+税
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保阪 正康 著
日本の現代史上、避けて通ることの出来ない存在である東條英機。軍人から戦争指導者へ、そして極東裁判に至る生涯と全体像を描き出す。
ちくま文庫 文庫判 704頁 刊行日 2005/11/09 ISBN 978-4-480-42163-0JANコード 9784480421630
在庫 ○
昭和二十年七、八月、日本では何が起きていたか。歴史的決断が下されるまでと、その後の真相を貴重な史料と証言で読みといた、入魂の書き下ろし。
ちくま文庫 文庫判 336頁 刊行日 2006/08/09 ISBN 4-480-42257-9JANコード 9784480422576
定価:本体740 円+税
昭和は悲惨な戦争にあけくれた時代だった。本書は、戦争の本質やその内実をさぐりながら、私たち日本人の国民性を知り、歴史から学ぶことの必要性を問いかける。
ちくまプリマー新書 新書判 192頁 刊行日 2008/07/07 ISBN 978-4-480-68788-3JANコード 9784480687883
定価:本体780 円+税
半藤 一利 著 竹内 修司 著 保阪 正康 著 松本 健一 著
戦後日本の大枠は1945年から52年までのアメリカ占領下で決められたが、多くの謎や未解決の問題が残されている。その解明に挑んだ4人の専門家の白熱の討論の記録。
単行本 四六判 464頁 刊行日 2009/07/23 ISBN 978-4-480-85791-0JANコード 9784480857910
定価:本体2,300 円+税
在庫 切れ中
百年前、辛亥革命に協力し、アジア解放の夢に一身を賭した日本人がいた。彼らの義に殉じた生涯を、激動の時代を背景に描く。 <br /> 【解説: 清水美和 】
ちくま文庫 文庫判 400頁 刊行日 2009/08/10 ISBN 978-4-480-42634-5JANコード 9784480426345
定価:本体840 円+税
不況にあえぐ昭和12年、突如全国で撒かれた号外新聞。そこには暴動・テロなどの見出しがあった。昭和最大規模のアナキスト弾圧事件の真相と人々の素顔に迫る。
筑摩選書 四六判 336頁 刊行日 2011/12/13 ISBN 978-4-480-01530-3JANコード 9784480015303
定価:本体1,700 円+税
数学の才能に富んだ一庶民が日清・日露、太平洋戦争と激動の時代を懸命に生き抜く姿を通して、近代日本の哀歓と功罪を描くノンフィクション・ノベル。
ちくま文庫 文庫判 320頁 刊行日 2012/02/08 ISBN 978-4-480-42907-0JANコード 9784480429070
日本の「占領」政策では膨大な関係者の思惑が錯綜し揺れ動く環境の中で、様々なあり方が模索された。昭和史を多様な観点と仮説から再検証する。
ちくま文庫 文庫判 304頁 刊行日 2012/08/08 ISBN 978-4-480-42966-7JANコード 9784480429667
1945年からの7年間日本は「占領下」にあった。この時代を問うことは戦後日本を問いなおすことである。天皇からストリップまでを語り尽くす。
ちくま文庫 文庫判 304頁 刊行日 2012/08/08 ISBN 978-4-480-42965-0JANコード 9784480429650
1952年、講和条約が発効し、日本は「独立」する。その独立の内実とそこに至る経緯は一体いかなるものだったのか。第一級の昭和史研究者たちが検証する。
単行本 四六判 416頁 刊行日 2013/08/08 ISBN 978-4-480-85806-1JANコード 9784480858061
定価:本体2,400 円+税
在庫 問合せ
日本の敗戦から70年。戦争体験者が減るなかで、実際の戦場を体験した人々が、戦後社会をどう生き、悲惨な体験をどう伝えようとしたのか、その実像に迫る。
単行本 四六判 256頁 刊行日 2015/07/23 ISBN 978-4-480-81842-3JANコード 9784480818423
定価:本体1,900 円+税
昭和陸軍の軍人たちは何を考え、どう行動し、それを後世にどう書き残したか。当事者自身の筆による自伝・回想・証言を、多面的に検証しながら読み解く試み。
筑摩選書 四六判 208頁 刊行日 2017/07/13 ISBN 978-4-480-01654-6JANコード 9784480016546
治安の総帥から政治家へ。――異色の政治家後藤田正晴は、どのような信念を持ち、どんな決断を下したのか。その生涯を多面的に読み解く決定版評伝。
ちくま文庫 文庫判 512頁 刊行日 2017/08/07 ISBN 978-4-480-43459-3JANコード 9784480434593
定価:本体1,200 円+税
半藤 一利 著 保阪 正康 著
戦争の犠牲の上に成立した日本国憲法。まともな議論もなく変えられようとしている。明治憲法から現代まで、この国の軍事と政治など、昭和史研究の巨星が論ずる。
単行本 四六判 272頁 刊行日 2017/12/21 ISBN 978-4-480-84315-9JANコード 9784480843159
定価:本体1,600 円+税
社会に衝撃を与えた1970年の三島由紀夫割腹事件はなぜ起きたのか。憲法、天皇、自衛隊を論じた、時代と軌跡を客観的に描き出す。解説 鈴木邦男
ちくま文庫 文庫判 384頁 刊行日 2018/01/10 ISBN 978-4-480-43492-0JANコード 9784480434920
定価:本体900 円+税
戦争から70年を過ぎ、戦地を体験した人々が少なくなる中、戦場の記録と記憶をどう受継ぎ歴史に刻んでゆくのか。力作ノンフィクション。解説 清水潔
ちくま文庫 文庫判 352頁 刊行日 2018/06/07 ISBN 978-4-480-43522-4JANコード 9784480435224
定価:本体800 円+税
第二次大戦後の日本は本当に自立できたのか。再軍備・講和問題・吉田ドクトリン・・・十五のテーマから語り尽くす、占領下から「独立」への道。
ちくま文庫 文庫判 480頁 刊行日 2018/07/09 ISBN 978-4-480-43525-5JANコード 9784480435255
定価:本体1,000 円+税
農村指導者・橘孝三郎はなぜ五・一五事件に参加したのか。事件後、民衆は彼らを熱狂的に支持した。貧困が生み出した歴史の教訓とは。解説 長山靖生
ちくま文庫 文庫判 480頁 刊行日 2019/04/09 ISBN 978-4-480-43587-3JANコード 9784480435873
定価:本体980 円+税
太平洋戦争中の情報操作は戦局の悪化とともに激しくなる。主導した大本営発表の実態と構造を解明する。歴史の教訓に学ぶための1冊。解説 望月衣塑子
ちくま文庫 文庫判 272頁 刊行日 2019/12/09 ISBN 978-4-480-43637-5JANコード 9784480436375
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