H.L.A.ハート ハーバート・ライオネル・アドルファス・ハート
1907−92年。20世紀を代表するイギリスの法哲学者。オクスフォード大学を卒業後、租税や信託を扱う法廷弁護士として活動し、第2次世界大戦中は諜報機関MI5で働いた。45年、オクスフォード大学に復帰して言語哲学研究にたずさわり、52年に法理学の教授職に就く。穏健な法実証主義の立場から法の特質をめぐる精緻な理論体系を構築し、長く衰退期にあった英米系の法哲学に隆盛をもたらした。著書に『法学・哲学論集』『権利・功利・自由』などがある。
H.L.A.ハート 著 長谷部 恭男 翻訳
法とは何か。ルールの秩序という観念でこの難問に立ち向かい、法哲学の新たな地平を拓いた名著。批判に答える「後記」を含め、平明な新訳で送る。
ちくま学芸文庫 文庫判 560頁 刊行日 2014/12/10 ISBN 978-4-480-09648-7JANコード 9784480096487
定価:本体1,500 円+税
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