鴻巣友季子『翻訳ってなんだろう?―─あの名作を訳してみる』(ちくまプリマー新書)の刊行を記念し、トークイベントを開催いたします。
ゲストは「流跡」で衝撃的なデビューをし、「きことわ」で芥川賞を受賞、この6月29日に7年ぶりの長編『TIMELESS』を刊行する、作家の朝吹真理子さんです。
英米古典翻訳の第一人者と、芥川賞作家が、翻訳について、小説について語ります。
【日時】2018年06月29日(金) 19:00
【会場】代官山蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
詳しくは以下をご覧ください。http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2018/05/vol6-2.html
※ご好評につき定員に達したため、参加受付は終了いたしました。
鴻巣友季子『翻訳ってなんだろう?―─あの名作を訳してみる』(6/7発売)
【トークイベントのお知らせ】
大澤聡さんの『教養主義のリハビリテーション』(筑摩選書)、松本卓也さんの『享楽社会論』(人文書院)の刊行を記念し、トークイベントを開催します。
気鋭の論客二人が、「ポスト精神分析的人間とは何か――現代の人間像と教養のバージョンアップ」という演題をかかげて討議します。
【日時】2018年05月27日(日)13:00~15:00(開場12:30)
【会場】梅田 蔦屋書店 4thラウンジ
*詳しくは以下をご覧ください。
http://real.tsite.jp/umeda/event/2018/04/post-552.html
大澤聡『教養主義のリハビリテーション』(筑摩選書)
松本卓也『享楽社会論』(人文書院)
ちくま新書『仏教論争 ―「縁起」から本質を問う』(宮崎哲弥著)に誤りがありましたので、下記の通り訂正いたします。
10ページ・終わりから2行目
(誤)「生起したもの」
(正)「生起するもの」
11ページ・前から1行目
(誤)「依存して生起したもの」
(正)「依存して生起するもの」
11ページ・前から6行目
(誤)「依存して生起したもの」
(正)「依存して生起するもの」
<説明>
多くの概説書や辞書、事典類に示されている縁起の一般的語義は「依存して生起すること」「縁って生じること」である。この「こと」というのは、通常、現象が起こる道理、原理、仕組み、機制など抽象名詞としての意味を表すと考えられている。初期仏教や大乗仏教における縁起の定義は、ほぼこの「こと」を指す。
だがアビダルマ仏教においては、「こと」、つまり「現象が起こってくる原理」ではなく、「もの」、つまり諸存在(諸法)を示す縁起の用例が拡がった。しかも「依存して生起するもの」という因や縁を表すばかりでなく、「依存して生じたもの」という結果をも縁起という語で表すようになる。
こうした定義の変遷を踏まえ、その語義の「幅」を示すため、「縁って生起すること」に「縁って生じたもの」を付加した。これは前著『ごまかさない仏教 仏・法・僧から問い直す』(新潮選書)の説明を踏襲したものだ。
然るに本書では、他のページで「縁已生法(pratItya-samutpanna dhArma)」「縁已生(paTiccasamppannA)」という概念を紹介している。これは本文(p.194 )でも述べている通り「縁によって生じた事象」、正確にいえば「縁によって生じさせられた存在」であり、要は「縁起の結果」を指す。確かにアビダルマ仏教では「縁已生(法)」の意で縁起の語が用いられることがあったが、このまま詳説なく放置すれば、読者の混乱を招きかねないと判断し、現状の「生起したもの」「依存して生起したもの」を、「生起するもの」「依存して生起するもの」と訂正することにした。(宮崎哲弥)
43ページ・後ろから4行目
(誤)五支、八支、九支、十支、そして十二支
(正)五支、六支、八支、九支、十支、そして十二支
104ページ・後ろから8行目
(誤)第四次元
(正)「第四階」
105ページ・後ろから7行目
(誤)第四次元(“the fourth dimension”)
(正)「第四階(“the fourth dimension”)」=第四次元
258ページ・前から7行目
(誤)鈴木氏
(正)鈴木
275ページ・前から4~5行目
(誤)仏教以前のウパニシャッド
(正)仏教以前のブラーフマナ文献