筑摩書房 INFORMATION&TOPICS

双書Zero刊行記念シンポジウム
「生きづらさ」から日本を見る――希望はどこにあるのか?

●テーマ

 1年先すら、分からない。そんな見通しの悪さを、多くの人が感じている。安心して仕事もできず、将来展望も描けない。脱落することへの恐れ。競争へと駆り立てられる日々――。一昔前なら通用した「男らしさ」も、もはや色褪せてきた。不安と焦燥と苛立ち。もしかするとこの社会には今、そうした鬱屈が溜め込まれているのかもしれない。
 
そこに出口はあるのか。希望は?
 
そこで本シンポジウムは、若い世代をめぐる雇用環境の悪化、秋葉原事件などに見て取れる閉塞感、「男らしさ」に迷う平成男子の生き方など、現在の2030代が抱える「生きづらさ」に焦点を当て、その背景を探ってゆく。
 
私たちは、いかなる「困難な時代」を生きているのか。その現実を少しでも明らかにし、希望の在り処を探ること。本シンポジウムの目的は、そこにある。

●パネリスト
姜尚中 (東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授)
本田由紀 (東京大学大学院教育学研究科教授)
澁谷知美 (東京経済大学現代法学部准教授)
中島岳志 (北海道大学公共政策大学院准教授)


●日時 10月24日(土) 18:30開演(18時開場)
●料金 参加費500円(全席自由・先着100名)
●開催場所
財団法人 早稲田奉仕園
〒169-8616 東京都新宿区西早稲田2-3-1

日本キリスト教会館 6F
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