ノーベル賞の舞台裏

共同通信ロンドン支局取材班 編集

人種・国籍を超えた人類への貢献というノーベルの理想、しかし現実は。受賞工作や政治利用など、世界最高の権威ある賞の舞台裏を、多くの証言と資料で明らかに。

ノーベル賞の舞台裏
  • シリーズ:ちくま新書
  • 990円(税込)
  • Cコード:0200
  • 整理番号:1289
  • 刊行日: 2017/11/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-07103-3
  • JANコード:9784480071033
共同通信ロンドン支局取材班
共同通信ロンドン支局取材班

キョウドウツウシンロンドンシキョクシュザイハン

半沢隆実(はんざわ・たかみ)1962年、福島県生まれ。早稲田大卒。カイロ、ロサンゼルス、ロンドン支局などに勤務。著書に『銃に恋して――武装するアメリカ市民』(集英社新書)・佐々木健(ささき・けん)1968年、千葉県生まれ。北海道大卒。カイロ、モスクワ、ロンドン支局を経て、モスクワ支局勤務。・市川亨(いちかわ・とおる)1972年、山梨県生まれ。慶応義塾大卒。高知支局、ロンドン支局を経て厚生労働省キャップ。・井手壮平(いで・そうへい)1975年、東京生まれ。慶応義塾大学卒。山形支局、日銀キャップ、ロンドン支局を経て経済部。著書に『サラ金崩壊――グレーゾーン金利撤廃をめぐる300日戦争』(早川書房)・黒崎正也 (くろさき・まさや)1981年、富山県生まれ。東京大学大学院修了。千葉支局、ロンドン支局、福島支局を経て外信部勤務。

この本の内容

湯川と朝永の嫉妬と友情、川端受賞の陰にあった、谷崎や三島の名前、繰り返される日本メディアの「ハルキ狂想曲」。科学を愛し平和を希求した、偏屈者の発明家・ノーベルの命日、最高に権威ある賞が、物理、化学、医学、文学、経済、平和貢献で功績を挙げた人々や団体に授与される。だが、賞の舞台裏は思いのほか取り散らかっている。ノーベルが遺言した「人種・国籍を超えた人類への貢献」という理想とは裏腹に、国家や著名大学の名誉欲が交差し、政治利用も見え隠れする現実。多くの関係者の証言を聞き、無数の資料をめくった記者たちの、ノーベル賞取材の集大成。

この本の目次

プロローグ ベールに包まれたノーベル賞
第1章 文学賞―誰が評価するのか。評価できるのか?
第2章 物理・化学・医学生理学賞―発見と開発の熾烈な競争
第3章 平和賞―政治への影響とあやふやな理想
第4章 経済学賞―批判が尽きない理由
第5章 ノーベル狂想曲と舞台裏
第6章 ノーベル賞の重み
エピローグ ノーベル賞が求める創造性とは

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