東京国際ブックフェア2009 筑摩書房

本のお祭り「東京国際ブックフェア」が7月9~12日、有明の東京ビッグサイトで開催され、今年もたくさんのお客様がちくまのブースに足を運んでくださいました。大盛況の4日間をレポートします。

今年のブースは、本棚をずらりと並べた図書館スタイル

商品をビシッと並べ、選びやすく・買いやすくが今年のテーマ。遠方からちくまの本を探しに来てくださるお客さまが多いので、その期待に応えたいという思いからです。そして、読者謝恩の意味を込めての割引販売も実施しました。新刊も話題書も売れ筋も、全アイテム20%引きでのご提供です。 始まってすぐ秋篠宮ご夫妻がちくまのブースにいらっしゃいました! 『決定版 太宰治全集』『日本語が亡びるとき』『この国の食を守りたい』などがお気に召されたよう。手に取って読んでくださいました。 初日からたくさんの人が来てくださいました。
うれしい限りであります。

さあ2日目です。今日も、たくさんのお客様

ブックフェア恒例(?)「ちくま福袋」もご用意しました。
これは定価で買うと5千円相当の本を3千円で販売するというもの。選書は、ちくまの顔である社長&編集長&松田哲夫がいたしました。理系文庫セット、文芸書セット、落語・下町セット、生活実用書セットなどなどバラエティに富んだ組合せ。趣味が合えばとってもお得です。初日から平積み展開していたのですが、あっという間に売れてゆき、本日2日目にしてほぼ売り切れ!「これを楽しみに来たんだよ~」なんてお客様もいらっしゃいました。
明日から土日。さらにお客様が増えるはず。
商品をしっかり補充して備えます。

西加奈子さん&津村記久子さんのトークショーとサイン会開催!

本日から一般のお客様もご来店です。
平日以上に来場者が増える土日。
筑摩書房のブースは朝から長蛇の列!レジにもたくさんの人が並んでいます。
お客様をお待たせしてしまい、うれしいながら申し訳ない気持ちです。
さて、本日はイベント開催日。 西加奈子さんと津村記久子さんのトークショーとサイン会です。
松田哲夫をコーディネーターに、執筆の秘話やお互いの作品についてなど、お話ししていただきました。また、お二人が寄稿してくださったプリマー新書『女が読む太宰治』から、太宰治の話、そして好きな顔の作家までいろんな話が飛び出して、お二人をすごく身近に感じることができました。
立ち見のお客様もたくさんいて、大盛況でした。
この日の夕方、売り切れ続出で、商品が少なくなった平台に、「俺の好きにさせてくれ!」と動き出した二つの影。新書の副編集長&プリマー新書の編集長がおススメを並べ始め、新書平台の出来上がり。この後、新書の売上がぐっと上がったのは言うまでもありません。

いよいよ最終日!

慣れない仕事にスタッフはへとへと……。しかし今日が最後です。 今日も午前中から多くのお客様がご来店。 バーゲンブックも売り切れ、ブックフェア限定のオリジナルグッズも品切れ。店頭にど-んと平積みしていた、80万部突破のナンバ―1ちくま文庫『思考の整理学』も在庫が無くなり始めています。閉店が近づき商品がだいぶ少なくなってきましたが、お客様の列は途切れません。 …そして終了時間が来て撤収開始。本、本棚など、あっという間に片づけられていきます。本はまたどこかの書店に陳列されるまで、本棚は来年のブックフェアまで倉庫でしばらくお休みです。 こうしてちくまの東京国際ブックフェアは終わりました。 読者のみなさまに囲まれて、「ちくまファンです」なんて言ってくださるお客さまにも会えて、忙しいながらも幸せなひとときでした。 本当にありがとうございました!