『ウェブ進化論』

梅田望夫著『ウェブ進化論』
ISBN 4-480-06285-8
777円(税込)

『ウェブ進化論』(梅田望夫著)話題沸騰!

『ウェブ進化論』(ちくま新書)刊行を記念して行われたイベント<梅田望夫がブロガーと語る「ウェブ進化論」>(2月7日夜、於:東京・恵比寿、(株)セールスフォース・ドットコム会議室)以後、イベントでの議論および、書籍『ウェブ進化論』をめぐって、もの凄い反響が沸き起こっています。イベントに参加された方々のブログから、その一端をご紹介します。

電子版も2月24日に発売になりました。
「電子文庫パブリ」のページ(http://www.paburi.com/paburi/)をご参照ください。
また電子版本書詳細に関しては、パブリ内筑摩書房ページをご参照ください。

◆イベントをめぐって
(議題「これからのメディア」「これからのSNS、ブログ」)

CKさん(ブログ名「デジモノに埋もれる日々」)
http://c-kom.homeip.net/review/blog/archives/2006/02/post_252.html
[……参加者は全部で30名くらいでしょうか。パネル討論はやはりというか1時間ではとても足りなくて、1時間半くらいに延長してもなお、「あー、時間がこの3倍くらいあればー…」と思わずにいられない感じでしたが……]

モジックスさん(ブログ名「Zopeジャンキー日記」)
http://mojix.org/2006/02/08/
[……初めて見たナマの梅田さんは、私の予想以上にエネルギッシュな雰囲気で、話し方も迫力があり、「シリコンバレーのパワー」みたいなものを感じました。……]

伊藤直也さん
http://d.hatena.ne.jp/naoya/20060209/1139484009
[……「ネットがマスメディアを飲み込むんだ」という見方に対して梅田さんが「いやいや、そんなに簡単にはいかないよ」という話をしているという構図で、僕はどっちが今自分が思ってる感覚に近いかなあと考えたら梅田さんの方でした。……]

kokepiさん
http://d.hatena.ne.jp/kokepi/20060208/1139400899
[……これほどの本を書いた人でさえ、日本のエスタブリッシュメント層を見ていると「変化しない」んじゃないかという気になるのか。ということを、リアルに体感できたのが一番貴重な体験だった。……]

徳力基彦さん
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1167
[……ブログ一つ立ち上げれば、数百や数千という人に自分のメッセージを届けることができる余地ができた時代に、個人と組織の位置づけっていうのはどうなっていくのか、そういう時代の、組織の価値とか、評価軸とかってどういう風になっていくのか……]


◆書籍『ウェブ進化論』をめぐって

R30さん(ブログ名「R30::マーケティング社会時評」)
http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2006/02/google_inovatio_10ca.html
[……ウェブの世界(とそれに絡むビジネス、広い意味での情報産業)において、今何が起きているのかがどうしても分からないという方々にはまず無心にこの本を読んでいただくのが一番良いと思う。僕ごときがくどくど言わなくても、ここにもっと分かりやすい言葉で書かれているからだ。で、僕たちウェブの世界にどっぷり浸かっている人間が考えなければならないこと、それは「この本に何が書かれていないか」ということである。……]

山口浩さん
http://www.h-yamaguchi.net/2006/02/post_8a0f.html
[……本というコンパクトなかたちで、体系をもって提示されることの意味は大きい。この本が私たちに与えてくれるものは「知識」ではなく、「思想」だからだ。知識はデータだが、思想は体系。梅田さんのブログ記事のプリントアウトを集めて再構成しても、私にはこの本を書くことはできない。そういうことだ。同じ意味で、Google礼賛にみえる部分もあるが、本書の本質はその見解そのものではなく、その見解に至った「思想」にある。……]

essaさん(ブログ名「圏外からのひとこと」)
http://d.hatena.ne.jp/essa/20060209/p3
[アーレントとマックスヴェーバーがもし1973年生まれだったら、間違いなく「ウェブ進化論--本当の大変化はこれから始まる」の書評をブログに書いていただろう。この二人は「グーグル以降」の世界について、グーグルよりはるか前に研究していた人である。……]

荻野淳也さん
http://d.hatena.ne.jp/ogijun/20060204/p3
[……バラバラの記事だと説得力はあっても素通りしようと思えばできた感じだったのに、この量を一気通貫で読ませることによってどこか抵抗できない、というような迫力が出てきてしまってて、自分が今後のWebの進化とどう関わっていくつもりか? ということを強烈に意識させられてしまう。……]

金子順さん
http://www.goodpic.com/mt/archives2/2006/02/post_143.html
[…… WEBの時流をまとめ読みするには、最適な書籍ですね。日頃から関心のあるテーマですが、ネット上の速い流れから少し支流にはいって、小さな湖で一息つく感じでしょうか。その中で感じたのは、関心のあることに「言葉を尽くす」という試み、実際の出来事や、色々な人の言葉を一気読みすることで感じる雰囲気、本の中で見つけることで、思考の共有部分の再確認、本の中では見つけられない、自分だけの視点の再発見……]

山田進太郎さん
http://suadd.com/blog/2006/02/post.html
[……この感覚は非常に納得感があって、僕は自分が産業革命に匹敵する革命期に生まれたことにとても感謝しています。副題の「本当の大変化はこれから始まる」というのは、そういうことなのですね。……]

藤代裕之さん
http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20060208
[……現在進行形でその変化を「感じている人」には「それでいいんだよ」と背中を押し、オプティミズムで勇気を与え、梅田さんがエスタブリッシュメントと称する人たちに向けては「私も保守的になった」と言うことで警告し、若い人たちの活動を引き上げようとしていること。ある意味で梅田さんの希望がこの本には語られているのだと思います。……]