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2014年、ロンドンで実際に起きた占拠運動をモデルに描く衝撃作! ブレイディみかこ 本領発揮の傑作小説誕生!! リスペクト R・E・S・P・E・C・T 8/7発売 やれるか、やるべきか、じゃない。やるしかないときがある。

小説のモデルになった出来事とは?

ロンドン・オリンピックの2年後、オリンピックパーク用地だったロンドン東部のホームレス・シェルターを追い出されたシングルマザーたち(FOCUS E15マザーズ)が、公営住宅占拠運動を起こした。彼女たちの運動はオリンピックに端を発する下町のジェントリフィケーション*への抵抗であり、反緊縮運動の象徴でもあった。さらに同運動は2014年のカーペンターズ公営住宅地の空き家占拠・解放活動へと繋がっていく――
*ジェントリフィケーション(gentrification)–都市において、低所得の人々が住んでいた地域が再開発され、お洒落で小ぎれいな町に生まれ変わること。「都市の高級化」とも呼ばれ、住宅価格や家賃の高騰を招き、もとから住んでいた貧しい人々の追い出しに繫がる。

当時の事件をより詳しく知りたい方はこちら

News

雑誌

2023.12.20

「Pumpkin」1月号にて紹介されました。(文=鈴出智里さん)

新聞

2023.12.16

新婦人しんぶんにて紹介されました。

新聞

2023.11.11

東京新聞夕刊にて陣野俊史さんに紹介されました。

新聞

2023.10.22

読売新聞で池澤春菜さんに紹介されました。
「ビートの早い、心が疾走する音楽を爆音で聞いたような気持ち。あと一歩、踏み出す背中を押してくれる、そんな本だ」

新聞

2023.10.14

図書新聞にて栗原康さんとの対談記事が掲載されました。
「「自屈」するな!」

新聞

2023.10.06

読売新聞夕刊「言葉のアルバム」に著者インタビューが掲載されました。
「自分の『リスペクト』を守るために必要なものは何かを考えてほしい」

新聞

2023.10.02

しんぶん赤旗に著者インタビューが掲載されました。
「「聞けよ」って闘うことが自分をリスペクトすること」

雑誌

2023.09.28

「Oggi」11月号「コラムサーフィン」にて紹介されました。

新聞

2023.9.23

共同通信配信記事「いま、語る」にて、著者インタビューが掲載されました。

新聞

2023.09.23

朝日新聞「著者に会いたい」に著者インタビューが掲載されました。

新聞

2023.09.17

朝日中高生新聞に著者インタビューが掲載されました。
「社会の理不尽さに声を上げて」インタビュアー:堀琴葉さん(高1)、柏原美菜さん(高2)

雑誌

2023.09.08

「週刊読書人」にて山田文さんに紹介されました。

release

2023.07.31

特設ページを開設しました
Respect
1
良い考えや資質を持っていると自分が信じる誰かや何かに対して感じたり、示したりする称賛
admiration felt or shown for someone or something that you believe has good ideas or qualities
2
重要だと見なされている誰かや何かに対して示される礼儀正しさや敬意、配慮
politeness, honour, and care shown towards someone or something that is considered important
3
何かが正しい、または大切であり、それを変えようとしたり、害を与えようとしたりすべきではないという気持ち
a feeling that something is right or important and you should not attempt to change it or harm it
4
異なる慣習や文化は自分のものとは違うと受容し、それらに対して侮辱することのないよう振る舞うときに見せる思いやり
the feeling you show when you accept that different customs or cultures are different from your own and behave towards them in a way that would not cause offence
出典:Cambridge English Dictionary
訳:ブレイディみかこ

目次

序章
第一章

オープニング・スピーチ

第一章

それはオリンピックの翌年に始まった

第二章

自分たちでやってやれ

第三章

住まいは尊厳

終章

エピローグからまた始まる

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登場人物(イラスト;NAKAKI PANTZ)

  • ジェイド
  • ローズ
  • ギャビー
  • シンディ
  • 幸太
  • 史奈子

音楽が湧き出る文章にノッていたら、知らぬ間に迫られていた。
お前の正義はどこにある?

── バービーさん(お笑い芸人・フォーリンラブ)

占拠!占拠!占拠!いまここに支配のない共同の生をつくりだせ。
E15ロージズはわたしだ。

── 栗原康さん(政治学者)

リスペクト R・E・S・P・E・C・T 母ちゃんたち立ち上がる!少しばかりのリスペクトと人の尊厳を求めて。ロンドン発のこの“元気”をあなたにも届けたい。 ブレイディみかこ
リスペクト
ブレイディみかこ

リスペクト

R・E・S・P・E・C・T

ロンドンオリンピックの2年後、オリンピックパーク用地だったロンドン東部のホームレス・シェルターを追い出されたシングルマザーたちが、少しばかりのリスペクトと人の尊厳を求めて立ち上がる。

四六判並製/288頁/ISBN:978-4-480-81573-6/定価1595円(10%税込み)
装丁=岩瀬聡 装画=NAKAKI PANTZ

試し読み

ブレイディみかこ

ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年、『子どもたちの階級闘争 ―― ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞受賞。2018年、同作で第二回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補。2019年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)で第73回毎日出版文化賞特別賞受賞、第二回Yahoo! ニュース―本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞、第七回ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)受賞。著書は他に、『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』『ジンセイハ、オンガクデアル ―― LIFE IS MUSIC』『オンガクハ、セイジデアル ―― MUSIC IS POLITICS』『ワイルドサイドをほっつき歩け――ハマータウンのおっさんたち』(ちくま文庫)、『ヨーロッパ・コーリング・リターンズ』(岩波現代文庫)、『女たちのテロル』(岩波書店)、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』(新潮社)、『他者の靴を履く ―― アナーキック・エンパシーのすすめ』(文藝春秋)、『両手にトカレフ』(ポプラ社)他多数。

ブレイディみかこさんの

ワイルドサイドをほっつき歩け

ノンフィクション本大賞ノミネート!

単行本10万部突破 待望の文庫化

ワイルドサイドをほっつき歩け

ハマータウンのおっさんたち

愛おしすぎるダメ中高年たちに心揺さぶられる人続出!

中高年たちの恋と離婚、失業と抵抗。絶望している暇はない。日常をゆるがす大問題を前に果敢に右往左往するおっさん(おばさん)たちが胸を打つ!不器用だけど愛すべきおっさんたちへの祝福に満ちた、笑って泣けるエッセイ21編。第2章は解説編。
推薦文:國分功一郎  解説:梯久美子

発売日:2023年8月7日/文庫版/320ページ/定価836円(10%税込)/ISBN: 978-4-480-43890-4

特設サイト
オンガクハ、セイジデアル

『アナキズム・イン・ザ・UK』の前半部に大幅増補!

英国社会の出来事が、今の壊れた日本を予見する。

オンガクハ、セイジデアル

MUSIC IS POLITICS

ヘイトスピーチ、拡大するアンダークラス。鋭い感性が迸る初期エッセイ、待望の文庫化!

イギリスの出来事が、その先の未来と、今の壊れた日本を予見する。ロックと英国の社会・政治を斬りまくる初期エッセイ。著者自身が体験してきた移民差別と反ヘイト。拡大するアンダークラス。イギリスの音楽から労働者階級のプライドを自覚した著者にとっても、音楽と政治は切り離せない。『アナキズム・イン・ザ・UK』の前半部に大幅増補。解説:平井玄

発売日:2022年9月12日/文庫版/336ページ/定価858円(10%税込)/ISBN: 978-4-480-43810-2

ジンセイハ、オンガクデアル

『アナキズム・イン・ザ・UK』後半部に大幅増補!

心わし掴まれる初期エッセイ、待望の文庫化。

ジンセイハ、オンガクデアル

LIFE IS MUSIC

大人気「底辺託児所」シリーズはここからはじまった!

貧困層の子どもたちが集まるいわゆる「底辺託児所」保育士時代の珠玉のエッセイ。ゴシック文学的言葉を唱え人形を壊すレオ。「人生は一片のクソ」とつぶやくルーク。一言でわたしの心を蹴破ったアリス。貧窮、移民差別、DV。社会の歪みの中で、破天荒で忘れがたい子どもたち。パンクスピリット溢れる初期作品。『アナキズム・イン・ザ・UK』の後半部に大幅増補。映画・アルバム評、書評収録。

発売日:2022年6月13日/文庫版/336ページ/定価858円(10%税込)/ISBN: 978-4-480-43808-9

花の命はノー・フューチャー

ブレイディみかこデビュー作!

絶版だった名著に、新たな書き下ろし、
未収録原稿を約200頁も加えた最強版!

花の命はノー・フューチャー

DELUXE EDITION

移民、パンク、LGBT、貧困層……地べたからの視点から“壊れた英国”をスカッとした笑いと、抑えがたい抒情ともに描く。「花の命は…苦しきことのみ」の言葉とともに渡った英国ブライトンで、アイリッシュの連合いと過ごす、酒とパンクロックの日々。新規書き下ろしや未収録原稿を大量増補。文庫版あとがきも必見。
推薦文:佐藤亜紀 解説:あなたの人生、パンクさせます 栗原康

発売日:2017年6月6日/文庫版/320ページ/定価858円(10%税込)/ISBN: 978-4-480-43452-4