小鍜冶孝志
（ こかじ・たかし ）小鍜冶 孝志（こかじ・たかし）：1993年、岐阜県生まれ。2016年、毎日新聞入社。盛岡支局、東京地方部兼統合デジタル取材センターを経てくらし医療部。盛岡支局では、東日本大震災、文化財の無断切り取り問題などを取材した。毎日新聞で連載「ついていったらマルチ」を執筆。
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内容紹介
毎日新聞で連載されていた「ついていったらマルチ」の新書化企画。
「この辺でオススメの良い居酒屋知りませんか」――。
毎日新聞の記者が、街中で声をかけてきた30代の男性Ｎに応じて、連絡先を交換し、ついていってみた実体験について記す。著者自身、異動直後にコロナの感染が拡がり、心細い状況にあったことも、取材のきっかけになった。Ｎと過ごした約３カ月のやり取りや、取材で判明した組織の勧誘方法や実態を、ルポとしてまとめる。
目次
第１章 ついていったらマルチ（いい居酒屋知らない？
Ｎとの出会い ほか）
第２章 マルチ商法とはなにか（マルチ商法の定義
マイルは特定利益か ほか）
第３章 被害の実例（成人を境に増える被害
三〇代の元構成員 ほか）
第４章 組織の仕組み（構成員
九系列五〇人 ほか）
第５章 最強のマルチ（秘密主義と権威主義
メールを入手 ほか）
この本への感想
脱法マルチの実態が、潜入取材、脱会者や家族の声、内部資料で多角的に明らかにされていて、よく分かりました。被害者でもあり加害者でもある構成員をありのままに描くことで、彼らにも届く内容になっていると思います。
メカ好きユキちゃんのパパ
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