英文法と英会話の架け橋となる究極パターンプラクティスそれが「英語のハノン」だ!

スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル 英語のハノン 初級

スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル 英語のハノン 初級

「私はその赤い靴が買いたい。」 = I want to buy the red shoes.ならすらすら英語で言えるけど「私は父にその赤い靴を(私に)買って欲しい。」= I want my father to buy me the red shoes. は、考えながらじゃないと言えない。こうしたことを解決する本でもあります。

この本の特長

なぜ英会話ができないか

よく「英文法は得意だけど、英語は話せない」と言う人がいます。しかし、それは違います。英会話は「単なる決まり文句の暗記」ではありません。「英語を話す」とは、文字に頼らず、音だけの世界で、英文法を自由自在に運用することです。英語が話せないのは、音の世界で英文法が使えないということにほかならないのです。

英語のハノンとは

「ハノン」とは、ピアノ演奏においてさまざまな指の運びを可能にするための練習曲集です。「英語のハノン」は、英文法を音だけの世界で運用可能にする英語の教則本です。学校文法を体系的に学び直し、643のパターン・プラクティスを通して、「知っているだけの英文法」を「真に使える英文法」へとアクティベートします。

ドリルの進め方

1) 英文法の基本を総ざらい

Unitごとテーマ別になっている、学校で学んだ英文法の基礎の復習、再確認

2)1)で確認した基礎英文法をベースにしたパターン・プラクティス

ダウンロードした音声を聞きながら、指示に従って、元になる英文に語句を代入したり、変換したりして、英文法をそのままスピーキングで使えるようにトレーニング

3)学校英文法が自在に口頭で操れる=真に使える英語の獲得

本を見ずに、ナチュラルスピードでドリルがこなせるまで2)を反復練習

目次

Unit0
基礎の確認(品詞/英音法)
第1部
英語の基本構造を習得する
Unit1
Unit2
Unit3
Unit4
Unit5
第1文型(SV)・現在形
第2文型(SVC)・過去形
第3文型(SVO)・現在進行形/助動詞
第4文型(SVOO)
第5文型(SVOC)
第2部
より豊かに英語を表現する
Unit6
Unit7
Unit8
Unit9
Unit10
Unit11
Unit12
疑問詞(1)疑問代名詞
疑問詞(2)疑問形容詞・疑問副詞
受動態(1)
受動態(2)
現在完了形(1)〈継続〉/現在完了進行形
現在完了形(2)〈完了(結果)・経験〉
命令文・否定疑問文・付加疑問文
第3部
より高度に英語を表現する
Unit13
Unit14
Unit15
Unit16
Unit17
Unit18
Unit19
不定詞(1)名詞的用法
不定詞(2)不定詞と動名詞
不定詞(3)形容詞的用法
不定詞(4)副詞的用法
分詞(1)形容詞的用法
分詞(2)副詞的用法(分詞構文)①
分詞(2)副詞的用法(分詞構文)②

音声ダウンロード

ナレーター:ジェリー・ソーレス、ダニエル・ダンカン
音声制作:エレック録音スタジオ

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頼れる講師陣!
左: 横山雅彦先生 中央: ジェリー・ソーレスさん 右: 中村佐知子先生
中村佐知子

横山雅彦(よこやま・まさひこ)

1964年兵庫県生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了。現在、関西国際大学国際コミュニケーション学部准教授。著書に、『高校生のための論理思考トレーニング』『「超」入門! 論理トレーニング』(ちくま新書)、『大学受験に強くなる教養講座』『完全独学! 無敵の英語勉強法』『英語バカのすすめ──私はこうして英語を学んだ』(ちくまプリマー新書)、『ロジカル・リーディング──三角ロジックで英語がすんなり読める』(大和書房)などがある。

刊行によせて

英語バカ人生のはじまり

 僕は相変わらず文法が好きではありませんでしたが、発音だけは好きで、いつの間にか、「横山は英語の発音が上手い」と英語では一目置かれ、僕が教科書を音読する順番になると、クラスが静かになり、全員が聞き耳を立てるようになっていました。

 同級生に船原さんという女の子がいました。船原さんは、小学校二年のときにお父さんの仕事でアメリカに行き、五年生で帰国していて、とても英語が上手でした。当時、夏休みに入ってすぐ、三木市の商工会議所で、市内の中学生英語暗唱大会が開かれていました。その船原さんが中二の部に出場し、優秀賞に選ばれました。つまり、最優秀賞は取れなかったということで、僕は「それなら、中三の部で最優秀賞を取ってやろう」と決心しました。

 暗唱の課題は“New Horizon”の教科書からであれば、自由に選ぶことができます。中三になるとすぐ、両親にねだって教師用のテープを買ってもらい、自分の課題にするストーリーを探しました(教師用のテープには、生徒用にはない各Lessonの通読が入っていました)。

 Lesson 10に来たとき、僕の耳は釘づけになります。朗読を担当する女性の英語があまりに美しく、生き生きとしていて、僕はすっかり惚れ込んでしまいました。そして、その物語の内容も分からないまま、これを課題にしようと決めました。

 Lesson 10ですから、学校の授業では、二学期に扱うものです。文法はまったくわかりませんでしたが、僕はひたすら音読を繰り返し、四月中には暗記して、微妙な間や息遣い、ピッチに至るまで、テープの朗読を完コピしていました。その物語のタイトルは“Otoko-san and the Straw Coat”で、「彦一とんち話」の「天狗の隠れ蓑」を英語にしたものでした(「彦一」が“Otoko-san”になっていました)。

(中略)

 いよいよ夏休みに入り、中学生暗唱大会が開かれました。三木商工会議所の四階の大会議室の演壇に立ち、無我夢中で“Otoko-san and the Straw Coat”を暗唱しました。結果は第一位、最優秀賞でした。最後に審査委員長だった神戸外大の須藤淳教授が一人ずつ講評をされ、僕の番になると、須藤先生は「この人は完璧ですね」と、一言一句このまま、おっしゃいました。僕の英語が、はじめて中学校の外の世界で評価された瞬間でした。この須藤先生の言葉で、僕の英語人生は始まったのです。

 帰り道、何とも晴れやかに、元気よく自転車のペダルを漕いだ、そのときの気持ちを、僕は今でも忘れることはできません。

横山雅彦『英語バカのすすめ』(ちくまプリマー新書)より

 このときの朗読を担当された女性こそ、今回『英語のハノン』の生命とも言える音声の制作にご協力くださったジェリー・ソーレスさんです。

 いつか自分が英語教材を作ったとき、きっとジェリーさんに朗読をお願いしたい。それが僕の長年の夢でした。その夢が叶い、40年以上の歳月を経て、自分の書いた本の読者のみなさんが、同じようにジェリーさんの音声で英語の練習をしてくださるようになると、もし中学3年生の僕が知ったら、いったい何を思い、どう言うでしょうか。

 さあ、次は、みなさんの番です。この『英語のハノン』を通して得た英語で、どうかそれぞれの「夢」を叶えてくださることを、僕は、心から祈っています。

中村佐知子

中村佐知子(なかむら・さちこ)

1975年大阪府生まれ。神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科卒業。2005年から2017年まで、ECC外語学院に英会話講師として勤務。主に全日制英会話専科で、スピーキング・リスニング指導やスピーチ・プレゼンテーション指導に従事。さらに教務トレーナーとして講師研修、指導マニュアルの作成などに当たる。2017年、Temple University Japan Campus TESOL修士課程修了。現在は、中央学院大学、東洋学園大学非常勤講師。

刊行によせて

 私は、英会話学校で12年間、英会話講師をしていました。その際、授業の一部として取り入れられていたのが、この『英語のハノン』でも採用しているオーディオ・リンガル・メソッドのパターン・プラクティスです。私が担当していた全日制のコースに通う生徒さんは、「文法」「リーディング」「発音」「コミュニケーション」など、英語に関するさまざまな授業を受けていました。その中でこのパターン・プラクティスは、日本人講師による「文法」の授業で学んだ知識を、ネイティブ講師による「コミュニケーション」の授業で「使える」英語に昇華させるトレーニングとして、実にうまく機能していました。

 ある生徒さんが、夏休みにオーストラリアで短期留学をし、帰国後私にこう話してくれました。「2年ほど現地で暮らしている日本人と英語で話したんだけど、このコースで学んでいる自分の方が『確信』を持って英語を話せていたと思う」。その言葉を聞き、まさにこれがパターン・プラクティスの効用だと膝を打ちました。文法を「知っている」だけでなく、それをスピーキングで「体現できる」、そういう人だけが持てる、スピーキングにおける「確信」。より多くの人がこの「確信」を持って話せる境地にたどり着けたら素晴らしい。そのような思いを込め、横山先生とこの『英語のハノン』をつくりました。

 私は、英語を習得する過程において、「文法学習」も「コミュニケーション」もどちらも大事だと思っています。この二つがしばしば対立するものとして語られがちなのは、お互いがお互いを補う形でうまく機能していないことが原因ではないでしょうか。文法学習は大事ですが、それを受動的に学ぶだけでは、即時性が求められるコミュニケーションで生かすのは困難です。イメージで言うと、学んだ文法知識が引き出しの奥の方にしまわれている状態です。実際に英語で会話をする際、引き出しの奥から該当する文法事項を取り出そうと手探りしているようでは、話し相手を待たせてしまったり、誤ったものを取り出してしまったりで、スムーズなコミュニケーションと呼ぶにはほど遠いものになります。この『英語のハノン』でトレーニングをするということは、引き出しの奥にある文法事項を、机の上に並べ、即座に正しいものを手に取り使える状態にする、ということだと思ってください。さらには、「選んでいる」という感覚すらなく、該当する文法事項がみずから手の中に飛び込んできてくれる。それが『英語のハノン』をやり抜いた先にあるゴールです。

 横山先生と一緒につくった例文は、マイケル・モリソンさんに英文校閲をしていただきました。みずからも日本で長年に渡り英語教育に携わってきたモリソンさんは、この上なくていねいに校閲の作業に取り組んでくださいました。「英語母語話者が聞いても違和感のない例文しか使わない」ことを徹底したこの本にとって、彼の貢献は非常に大きな意味を持つものでした。また、ジェリー・ソーレスさん、ダニエル・ダンカンさんに素晴らしい朗読もつけていただきました。見た目よりはるかにハードなトレーニングです。どうかみなさま、将来英語を話すときの「負荷」を下げるため、今の「負荷」を楽しみつつ、トレーニングを進めていただければと思います。

スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル 英語のハノン 初級

横山雅彦  中村佐知子

スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル英語のハノン 初級

机上の英文法を、使える英語に高めるための究極パターン・プラクティス! ピアノの教則本「ハノン」の名にちなみ、英語を自然に話すことを可能にするドリル満載。

ISBN: 978-4-480-81582-8 定価1980円(10%税込) 2021/4/7 発売

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