気鋭のライター、長期取材による傑作ノンフィクション!

激動の時代に、ドライバー客を迎え続けた店主たちの半生

平成も終わりを迎えつつある今、「ドライブイン」といっても通じない方もいるかもしれません。高速道路にあるサービスエリアやパーキングエリアでもなく、近年注目を集めつつある道の駅でもなく、ドライブイン。ロードサイドを走ると、現在では廃墟になってしまったお店も含めて、数多くのドライブインを見かけます。どうして日本全国に「ドライブイン」と看板を掲げるお店が誕生し、どうして現在ではその数が減りつつあるのか。

道路沿いにひっそりと佇み、ドライバーたちに食事を提供する人々。クルマ社会、外食産業の激変とともにあった、その人生とは? 本書『ドライブイン探訪』は、著者が一人で企画・取材・制作を手がけた少部数の自主出版=リトルプレス「月刊ドライブイン」(全12号)をもとにして生まれた一冊です。今、徐々に消えつつある全国のドライブインを訪ね歩き、店主の個人史をじっくり聞き出すことで浮かび上がる「昭和」を記録します。

リトルプレス「月刊ドライブイン」(全12号)

書店員から絶賛の声、ぞくぞく

街道沿いに社会を読む。その控えめで確かな声

──Title 辻山良雄

足を使った取材には勝てないす。熱量に乾杯

──ホホホ座 山下賢二

店を生んだ人と町と時代の、宝物のような記録

──市場の古本屋ウララ 宇田智子

理想の記録文学です。写真もすごい

──蟲文庫 田中美穂
目次
  • まえがき
  • プロローグ
  • 酪農とドライブインの町 直別・ミッキーハウスドライブイン

ハイウェイ時代

  • かつてハイウェイ時代があった 阿蘇・城山ドライブイン
  • 東海道はドライブイン銀座 掛川・小泉屋
  • クルマで巡る遍路道 高知ドライブイン27
  • 千日道路の今 奈良・山添ドライブイン

アメリカの輝き

  • 一九六六年のピザハウス かつて都心にドライブインがあった
  • グッド・オールディーズ 平塚・ペッパーズドライブイン
  • オレンジ色の輝き エイアンドダブリュ沖縄株式会社
  • 沖縄で感じるハワイ ドライブインレストランハワイ

花盛りの思い出

  • 観光バスはどこまでも 能登・ロードパーク女の浦
  • レトロなオートレストラン 群馬・ドライブイン七輿
  • トラック野郎のオアシス 福島・二本松バイパスドライブイン
  • ドライブインのマドンナ 千葉・なぎさドライブイン

移りゆく時代に

  • きたぐにの冬 青森・わかばドライブイン
  • 目的地はドライブイン 栃木・大川戸ドライブイン
  • 一本列島の夢 児島・ラ・レインボー
  • 採掘のあとに 筑豊・ドライブインかわら

店を続けること

  • 霧に包まれた道 津山・ドライブインつぼい
  • 雪に覆われた道 南魚沼・石打ドライブイン
  • 海辺 岩手・レストハウスうしお
  • 川辺 小山・ドライブイン扶桑
  • エピローグ
  • 戦後 鹿児島・ドライブイン薩摩隼人
  • あとがき
  • 参考文献

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橋本倫史(はしもと・ともふみ)

橋本倫史(はしもと・ともふみ)

1982年生まれ、広島県東広島市出身。ライター。構成を担当した書籍に坪内祐三+福田和也『羊頭狗肉 のんだくれ時評65選』(扶桑社)、谷川俊太郎+箭内道彦+宮藤官九郎『ボクらの時代 自由になる技術 80歳詩人の言葉を聞く』(扶桑社)、宇野常寛+濱野智史『希望論―2010年代の文化と社会』 (NHKブックス)、向井秀徳『厚岸のおかず』(イースト・プレス)などがある。2007年、リトルマガジン『HB』を創刊。その後もいくつかのリトルプレスを手がけ、2017年春に『月刊ドライブイン』を創刊。
著者によるまとめ

ドライブイン探訪 橋本倫史

橋本倫史

ドライブイン探訪

四六並/320頁/本体1700 円+税/
ISBN: 978-4-480-81850-8

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