芸術は爆発ったりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だったーー

素敵なダイナマイトスキャンダル

末井昭

まさかの映画化!!

ちくま文庫

実母のダイナマイト心中というあまりに強烈な体験から始まる、稀代の編集者の大波乱人生エッセイ。信じられないほどオモシロイ、仰天の実話が満載!!

3月17日(土) テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国公開

[配給]東京テアトル ©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会
[監督・脚本]冨永昌敬 [出演]柄本 佑、前田敦子、三浦透子、峯田和伸、松重 豊、村上 淳、尾野真千子ほか [音楽]菊地成孔、小田朋美
詳細は映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』オフィシャルサイトでご確認ください。

映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』本予告

末井昭年表(抄)

1948年 6月14日
岡山県和気郡吉永町大字都留岐にて生誕。
1955年 12月
母親が隣家の男と
ダイナマイト心中。

山陽新聞に載る。
1970年
池袋のピンク・サロンの看板描きになる。
1975年 11月
月刊
『NEW SELF』
創刊。編集者になる。
ここに
荒木経惟、赤瀬川原平、田中小実昌、南伸坊、嵐山光三郎
ら錚々たる表現者が参集。
1977年 4月
『NEW SELF』
連続3回発禁。
1977年 6月
月刊
『ウィークエンドスーパー』
創刊。
1981年 8月
『写真時代』
創刊。
1988年 2月
『写真時代』
発禁。
2014年
『自殺』で第30回・講談社エッセイ賞を受賞。

素敵なダイナマイトスキャンダル 末井昭 ちくま文庫

こんなに正直で嘘のないだめな話をする おじさんのことなら信用できる。あの優しいスエイさんの文章の原点。

植本一子 写真家・『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』著者

そのダサイ自分の人生を人に話せるようになったのは、ある程度自分のことが客観視できるようになり、自分のことを冗談にもできるようになったからだ。そうなって、僕はずいぶんと楽になった。この本は、僕が楽になっていく歴史でもあるのだ。だから、ダサイ人生で悩んでいる人は、ぜひ読んでもらいたいと思っているのである。きっと救われると思う。末井昭(あとがき「そのまた終りに」より)

素敵なダイナマイトスキャンダル

末井昭 著

実母のダイナマイト心中を体験した末井少年が、町工場への集団就職ののち上京、キャバレーの看板描き、イラストレーターを経て、伝説のエロ本編集長として活躍するまでの、波乱にとんだ身辺記。登場するおかしな人物たちへのフェアかつ鋭く、しかし暖かな観察眼と、力の抜け切った語り口が描く山盛りの仰天エピソードで、多くの読者を魅了した幻の名著。
ISBN:978-4-480-03475-5/定価:本体680円+税/ちくま文庫
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