おまじない

西 加奈子

新境地をひらく待望の短編集!

西 加奈子

読書メーター第1位読みたい本ランキング(1/22-2/21)

あなたを救ってくれる言葉が、この世界にありますように。――西加奈子

News

  • 「MOE」6月号に書評が掲載されました。
  • 「Figaro japon」6月号に書評が掲載されました。
  • 資生堂専科「自分らしく生きる女性たちの明日へ。」に、著者インタビューが掲載されました。(前後編)詳細はコチラ
  • 「HERS」5月号「心がほどける「亜希のおもてなし」」に著者がゲスト出演、
    本書が紹介されました。
  • 日刊ゲンダイDIGITAL「ベストセラー早読み」に書評が掲載されました。詳細はコチラ
  • J-WAVE「GOOD NEIGHBORS」に著者が出演しました。
  • 「InRed」5月号に書評が掲載されました。
  • 「STORY」5月号に書評が掲載されました。
  • 共同通信社より、吉田大介氏による書評が配信されました。
  • 「VOGUE」5月号にインタビューが掲載されました。詳細はコチラ
  • 「週刊ポスト」4月6日号に掲載されました。詳細はコチラ
  • 「SPRiNG」5月号に掲載されました。詳細はコチラ
  • 「GINZA 」4月号にインタビューが掲載されました。詳細はコチラ
  • 「オズマガジン」4月号に掲載されました。詳細はコチラ
  • TOKYO FM 「鈴木おさむのよんぱち」にて三省堂書店・新井見枝香さんに
    取り上げていただきました。詳細はコチラ
  • 文月悠光氏による書評を掲載しました。
  • 「ダ・ヴィンチ」4月号に西加奈子氏のインタビューが掲載されました。詳細はコチラ
  • CMを公開しました。
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  • 『ちくま』3月号に書評が掲載されました。 詳細はコチラ詳細はコチラ
  • 読書メーターにて著者サイン本プレゼント企画がスタートしました。詳細はコチラ
  • スポニチに本書および「試読会」紹介記事が掲載されました。
  • 週刊読書人に本書および「試読会」紹介記事が掲載されました。
  • BuzzFeed JAPANに本書および「試読会」紹介記事が掲載されました。詳細はコチラ
  • デイリースポーツ(東京版)に本書および「試読会」紹介記事が掲載されました。
  • ダ・ヴィンチニュースに本書および「試読会」紹介記事が掲載されました。詳細はコチラ
  • スポーツ報知に本書および「試読会」紹介記事が掲載されました。
西加奈子 おまじない

さまざまな人生を生きる女の子たちの背中をそっと押す「魔法のひとこと」。悩んだり傷つきながらも、他者との関わりのなかで生きていく姿を描いたキラメキの8編。

おまじない 西加奈子

ISBN: 978-4-480-80477-8/定価: 本体1300円+税/装丁: 鈴木成一デザイン室

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「刊行によせて」西加奈子

読書メーター第1位読みたい本ランキング(1/22-2/21)

comments

早くも絶賛の声、ぞくぞく! 各所からの反響
(順不同)

人はいなくなっても、言葉は残る。
誰かの言葉に縛られる絶望は、誰かの言葉に守られている希望に替えていけばいい。
本書の物語は、そう力強く告げている。
――文月悠光さん(詩人)
『サラバ!』や『i』といったすさまじい長編小説をくぐり抜けてきたことで、密度の濃い、一段レベルが上の世界基準の作品になっている。
――横里隆さん(元「ダ・ヴィンチ」編集長)
彼女たちが直面する生きづらさの「呪い」を解いてくれるのが、彼女たちの近くに現れ、さらりと、しかし真摯に投げかけられる「おまじない」のような言葉。彼女たちが自分らしさを取り戻していくのとともに、読んでいるこちら側にも温かなエネルギーが流れ込んできます。生きることへの肯定が満ちあふれた、力強い短編集です。
――日比谷コテージ 花田菜々子さん(「朝日中高生新聞」2018年3月25日号)
齢を重ねているのに、社会の理不尽にふれたり、他人に裏切られたり、呪いのような言葉に縛られたりすると、まるで子どものように立ちすくむことが度々あります。各編の“おまじない”が、そっとそんな私の中の「女の子」によりそってくれ、ここにいていいんだよと優しく包まれ、背中を押されるようでした。西さんありがとう。
小説を信じていてよかったという気持ちになりました。「私の基準は私」という、長編で表現しつづけてきた西さんのメッセージがより濃くなっている作品たちだと思います。心の中に、西さんの世界がまるごと居続けて、ずっと力を注ぎ続けてくれるような予感がします。
──紀伊國屋書店 新宿本店 今井麻夕美さん
私は「自業自得」という言葉が嫌いで、その言葉やそういった言いまわしで苦しんでいる、誰にも分かってもらえなくてもいいのに、一方的に責められて哀しんでいる人がいっぱいいる(自分も含めて)と思っています。この本の一話一話はそんな人たちの、誰にも知られない苦しみによりそってくれる、おまもりみたいな本だと思いました。
──読者・女性
それぞれの物語の主人公とは、性別や立場などが異なるのに、いつも自分の言葉にならない感情の琴線に触れ、「あぁー」とまた言葉にならない感情を抱える無限ループに快感を覚えます。
──青山ブックセンター 本店 山下優さん
人は願い事があったり、安心したい時、元気になりたい時に「おまじない」をかける。西さんの「おまじない」はこの小説自体だ。1つ1つの短編が少しずつ心に染み込んでホッとさせてくれる。読んだ人の心をポカポカにする「おまじない」
──MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店
勝間準さん
西加奈子さんならではの、そして西加奈子さんにしかできない手法を使って「女の子の救い方」が書かれている『おまじない』。
読みながら、この小説を読んで欲しい友人の姿が何人も頭に浮かびました。
──読者・女性
女性だからという理由で傷付いた時に、今まではそういう感情にどこか気付かないフリや蓋をしてしまうことが多かった。でも『おまじない』を読むと、小さなこと一つ一つに対峙していて、嫌なことは嫌といっていい、どこかで「思ってはいけない」という気持ちに「そんなことない」と言ってくれているようですごく救われた気持ちになりました。「燃やす」を読んで、自分の中にいた小さい頃の自分を思い出して泣きました。
──読者・女性

“書きながら私自身も救われていました ” ―― 西 加奈子

なんと密度の濃い短編集なのだろう。豊かな文学性、そのレヴェルの高さに正直驚かされた。それでいて敷居は決して高くはない。身近な仲間たちの語りを愉しむかのような気軽さで、この作家のエッセンスも堪能できる、
西加奈子ビギナーにこそオススメできる作品だ。男と女、生と死、善と悪、光と影…… 対極にある異なる要素とあらゆる領域を明確に意識させ、それらを乗り越えありのままの自分を見出す、圧倒的なパワーを感じた。
人は何かの役割を演ずることによって社会性を持つ。それはポジティブな面もあれば、生き難さ、閉塞感といった大きなストレスの要因でもある。『おまじない』を読めば自分の居場所が見つかり、目には見えない呪縛から解き放たれること間違いない。自分を、世界を、そして価値観を変える、悩み多き現代社会に必要とされる作品だ!
この時代に西加奈子がいて本当に良かった…… 心の底からそう思った。
──三省堂書店 内田剛さん
私たちには西さんがいるから大丈夫!
と改めて思いました。『おまじない』を読んで、たくさんの言葉に救われました。それぞれの話の西さんの絵があるのもうれしい。宝物のような本!
──読者・女性
なかったことにしないで、ちゃんと傷ついてよかったんだ。「女子」のなかのしんどさを拓いて、解放してくれる物語たち。今、生きているこの世界のやさしさが、身体中に巡ってくるようです。
──ライター 河村道子さん
西さんは声を描いてきた作家だと思う。それは彼の、彼女の、わたしの、あなたの叫びであり、だから読者は共感し歓喜し涙する。ただ『おまじない』は声にならない声が描かれている。
西さんは西さんの読者ですらない人達にも手を差しのべたくてこの作品を書かれたのかと思いました。
──紀伊國屋書店 西武渋谷店 竹田勇生さん
めちゃくちゃ面白かったです!
特に「いちご」が好きです。やさしさと残酷さ、変わるものと変わらないものがつまっていて、
西加奈子さんにしか書けない短編だと思いました!
──読者・男性
大胆かつ繊細で、それでもどうしようもない憎めなさと、人間の抗うことの出来ない性が、西さんの真骨頂が心の奥底に響きました。
──大盛堂書店 山本亮さん
さらに反響を見る
男の子と女の子というものの境目にいるあいまいさや、自我の不安定さがとてもリアルに表現されているように感じました。幼稚園や小学校低学年の時は男女区別なく遊んでいたのが、ある時期から男の子は男の子と、女の子は女の子と遊ぶことの方が増えていく。そんな、
自然な不自然さが鮮明に描かれていて、懐かしさや寂しさを抱きました。
また、「まるで知らない人から急に牛糞をプレゼントされたみたいな顔」という表現の仕方が絶妙で、実に嫌だなと共感し、西さんの表現力に脱帽しました。
──読者・女性
西さんの作品にはいつも救われていますが、今回の作品は特に「しんどかったことも忘れなくていいんだよ」と背中を押される感覚がありました。自分が忘れようとしていた、少女だったこと、(今でも)女の子であることをまざまざと、ヒリヒリと思い出しましたし、それでも生きていていいんだよ、と言われているような気がしました。
──読者・女性
「燃やす」の最後の部分が好きです。
以前の短編集も好きですが、より読みごたえのある作品になっていると感じました。
──日本出版販売株式会社 尾野宏平さん
とても西さんらしいのに、これまでの西さんの文章とは違って“全てを書かない強さ”を感じました。
──株式会社トーハン ほんをうえるプロジェクト
船田真喜さん
とてもおもしろかったです。日常で何気なく通り過ぎてしまいそうな一言が、人生を変えたり人を救ったりしているのかもしれないと思うと、言葉のひとつひとつを大切にしなければ、と改めて感じました。私が生きてきた中で“おまじない”と思えるような言葉を人に言えたり、また今後言われたりするのかも、と少し楽しみです。ちなみに私は「オーロラ」の「戻って来るのはあんただよ。」に一番心を持っていかれました。その後の彼女の変化にも。
──文教堂書店 二子玉川店 高橋茜さん
少し心が疲れている時に出会いました。改めて言葉の大切さに気付き、心のお薬のような物語です。
──ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店
大江佐知子さん
「子ども」と「大人」の境界線は曖昧だ。一度踏み越えたらきっぱりと「大人」になれるわけでもない。そのぼんやりとした境界線のこっち側とあっち側を行ったり来たりしながら過ごしているうちに少しずつ大人側にいる時間が長くなっていくだけの事のように思う。
西さんの小説を読むと、いつもそんな境界線の事が頭に浮かぶ。頻繁に行ったり来たり(時にその線を跨いだまま歩いてみたり)していた幼い頃の自分と向かい合いながらの読書になる。それは私にとって、苦しく辛い記憶を掘り起こされる、痛みをも伴う体験でもある。
それでも尚、私は西さんの小説を読む。自ら進んで、貪るように。西さんの紡ぐ一言一言が、記憶の底に押し込んで、深く暗い場所に閉じ込めておくだけだった過去の苦しさや辛さを、丸ごと赦してくれるように、救ってくれるように響くからだ。
そして。本作『おまじない』も、やはり私の心にやさしく響く。「長編の脳みそで書いて言葉を削ってゆく」ことで紡がれた物語のどれもが、言葉を削って生み出されたが故に、西加奈子が凝縮されたように力強く響くのだ。ずっと大切にしていきたい一冊に、また出逢えた事が嬉しくて堪らない。
──知遊堂 亀貝店 山田宏孝さん
女の子たちを救うオヤジがなんてカッコイイんだ。「おまじない」の言葉は人を救う言葉なんですね。
──楽天ブックス 安川康成さん
『サラバ!』を読んだ時、西さんの紡ぐ物語には“言霊”がある、と感想を送ったことがありました。今回の短編集は、まさにその“言霊”がテーマになっているようです。西さんの小説は普通とちょっとちがう登場人物が多いように思いますが、この短編の主人公たちは身近。それだけにそれぞれの物語で感じるのは、“ああ、私にもこういう時があった……”“この感情はわかる”と、正直、思い出したくないようなことも……。さらっと明るい陽にさらしてくれるようなところ。そこが、この西さんの小説の魅力です。誰でも自分を後押ししてくれる一言が欲しいと思っているはず。そして人は案外思いもかけないところでタイミングよくそんな“言霊”をもらえるのかもしれません。この小説と出会えたように。
──平安堂 長野店 町田佳世子さん
「燃やす」は、私が女としての人生で感じてきた、違和感、悔しさ、自分を責める気もち、そういった全部を「あなたは悪くない」と肯定してくれるように感じました。このひと言は、これからも、言葉に縛られそうになった時に、私を助けてくれる言葉だと思います。
一方、「いちご」では、どこまでも自分の世界で生きているおじさんの、あまりに偏った断固たる言葉が、ふと全てを楽にしてくれます。「いちご」のラストシーンを読むたび、私の頭の中や、周りに転がる固定観念を、浮ちゃんがぶん回してぶん投げてくれるような快感を感じます。言葉はとても強いし、すごくひどい時もあるけど、私はそれを自由に選んでいけるんだと、この小説を読んで感じました。
──MARUZEN広島店 中村亜弓さん
西さんワールドに浸れる短編集。「悩んでてもいいやんか。あんたはそのまんまで大丈夫や」と背中をさすってくれるような、思いやりの言葉たちがたくさん。
──salahさん(読書メーターより)
初✳西加奈子さん。今までノーマークだったのを後悔した。女性が主人公の8編。そして何故かキーパーソンは全ておっさん(笑)。それぞれにひっそりと問題を抱えている。迷い、それに向き合い、何かに気付き…その後これで良い、あなたで良い、と少し自信を持つことが出来る。私も20代「あねご」と呼ばれていたな。無理しなくて良いんだよと言われている気がした。
──akane_beachさん(読書メーターより)
焚き火に手をかざすみたいに心がほわっとする短編集。変わらないものとか存在とかが何かひとつでもあれば、人は生きていける。自分の中の一番星みたいなもの。明日すぐには世界は変わらないかもしれない、でもきっかけはいま手の中に確実にある。そんな瞬間をとらえた1冊。きっとこれから先も何度も読み返すだろうな。
──ユカコさん(読書メーターより)
西加奈子さんの短編集。行き詰まっていたものが流れていく、気づきと解放の物語たちです。みんな日々親として子として孫として友達として生徒として何かを演じていてときに疲れるときもある。そんな自分に気づいて時々役から解放してあげることもとても大切なんだ。
──すずかさん(読書メーターより)
やっぱり言葉の力はすごい!たった一言で嬉しくもなるし、悲しくもなる。立ち止まってしまった時にはこの本に戻り、前に進みたいです。
──ayunamiさん(読書メーターより)
最近の西さんは大きなテーマを描くことが多くてそれはそれでいいけど、こういう身近なのも読みたいと思ってた。とても西さんらしい文章だけど、より研ぎ澄まされたような感じがするのは短編だから?言葉の力・小説の力を信じる西さんならではのお話で、言葉は時に呪いにも刃にもなるけれど救いにもお守りにもなるのだと教えてくれる。
──mori009さん(読書メーターより)
傍からみたら上手く生活がおくれているのに、違和感や息苦しさを抱いてしまう。枠をはみ出ることに戸惑う主人公のまじめさや不器用さを愛おしく感じました。
──ジュンク堂書店 池袋本店 小海裕美さん
しなやかに、したたかに生きていく女性たちの姿に、西さんのやさしい眼差しを感じました。本書に出てくるような「魔法の言葉」にまだ出会えていない人にとっては、この本こそが“おまじない”で、つよく支えてくれる一冊になると思います。
──MARUZEN 松本店 田中しのぶさん
小説を通して「あなたはそのままでいい」と読者をまるごと肯定してくれる。西さんの表現する言葉に宿るその力強さに私はいつも驚かされる。
──浅野書店 大宮和子さん
どの作品の女の子にも共感できるところがあり、小説が私を受け入れてくれているようでとても心地よく読ませていただきました。これが言葉の魅力、ことばのちからなのですね。
──ジュンク堂書店 明石店 村中友希さん
どれもこれもおもしろかったし、胸に迫りました。
西さんの“あなたの、わたしの物語”の最高峰だと思います。主人公だけでなく、その人と対峙する相手もまた人間。しかもその人よりも弱い人かもしれない。どの人もただ普通に生きていることが「こうふく」。そんな西さんの哲学ともいえる物語が大好きです。私の“おまじない”は「だいじょうぶ」です。効きます。
──喜久屋書店 阿倍野店 市岡陽子さん
たぶん、誰もがそれぞれにとっては唯一無二の“おまじない”を持っている(無自覚な人も)。生きていくなかで多かれ少なかれ「しんどい」を経験しながらも、私たちはおまじないとそれに繋がる「誰か」に支えられつつ明日を迎えようとするのでしょう。それはきっと、当たり前だけどとても大切なことだ。
──宮脇書店 本店 藤村結香さん
短編なのに長編みたいに濃い世界観が広がった作品でした。短編集なのに8つの長編を読めるような“ぜいたく”な1冊です。
──株式会社MPD 日野泰憲さん
おじさんが「コトバ」をくれる、という制約を設けて書いていらっしゃると知って、気付けなかったのでとてもおどろきました(そう言われればそうですね)。「あねご」と「ドブロブニク」が特に好きです。他人からは理解されなくても自分だけが感じることのできる「自由」。それぞれの主人公が、自分を縛っていたものから解放され「自由」になれた、そういう瞬間に立ち会えたことが嬉しいです。
──紀伊國屋書店 和書販売促進部 佐貫聡美さん
他人の何気ない一言に救われることがある。落ち込んだり傷ついたりした心をじんわりと温めてくれる。そんな“おまじない”にであう女性たちの物語は、読んでいる私にも“おまじない”をかけてくれる。特に「孫係」がお気に入り。人間関係で悩んだ時の“おまじない”になると思う。
──東京大学生協 駒場書籍部 渡辺さん
西さんの作品は苦しいというか気持ちに近すぎて直にさわられているようななんともいえない生の感触があり、読む前に私側の準備がいる。生の感触の正体は、なんというか全開な文章でありながら、ものすごく細やかでまさに生き物と対峙しているようで、油断ならない感じがしてくるのです。今回の短編も生の感触はありながら、いろんな形で同じメッセージを重ねて伝えてくれるような力強いのに温かい作品でした。
──ジュンク堂書店 広島駅前店 手塚由記子さん
「燃やす」「孫係」が特にグッときました。シチュエーションが自分にとってリアリティあるものだったということもなく、私も中年ではあるが、それほどまでのおじさんでもなく、これくらいの年頃の少女たちと交流をもつ機会もない。ただ、この「救い」なのか「救われる」感覚なのか、西さんの小説で私は何度も何度も感じているこの感覚に、またしても文字通り「救われた」。自分の中に潜む封印してきた過去の出来事の引き出しをそっと開けられて、「大丈夫」「あなたは悪くない」。そう言ってもらえたような気持ちになりました。またひとつ、前に進んでみよう。そんな想いにさせてくれる小説です。
──谷島屋 営業本部 野尻真さん
女の子とか女の人のかけらがぎゅっとつまった短編集でした。その人の、全部でなくて一部分、ぎゅぎゅっと濃い部分が良い匂いで漂っていました。すごく好きです!!“燃やす”と“孫係”が特に気に入りました。
──ジュンク堂書店 三宮駅前店 豊島寛子さん
最近仕事が忙しくて本を読む時間も心の余裕もなかったけど、そんな時に西さんの新作が出て、そして短編でサクッと読めるのに心が温まる本でよかったです。全部好きだし、西さんの感性というか人間を見たり気持ちを汲み取ったりする力とか、救おうとしてくれる優しさとか全部本当に本当に大好き。
──のあさん(読書メーターより)
「あねご」は、短篇作品として映画化されないかな?と願う程、インパクトありました。
──ら゛さん(読書メーターより)
一つ一つが密度が濃くて読み応え十分だった。力強くて優しくて、読み終わった後は頑張ろうって気持ちにさせてくれる。西さんが描いた装画も素敵。
──moonさん(読書メーターより)
どうしようもない気持ちの時、誰かの何気ない一言で救われることがある。宝物のような言葉を胸に、女子達は今日も力強く生きていく。
──pohchoさん(読書メーターより)
短編8作、そのどれかの『おまじない』が誰かの心を温めて、誰かの涙をぬぐって、誰かの顔が前を向いただろう。
──いつでも母さんさん(読書メーターより)
ドーンと衝撃が来るよりはジワジワきました。再読してもっと浸りたい。
──otyaさん(読書メーターより)
西さんの紡ぐ物語は、優しい。生きてゆくことの辛さとか苦さとか痛さとか全部ひっくるめて、ふところ深い大きなものに包まれてる温かさを感じる。『孫係』のおじいちゃまの言葉に素直にぐっときたし、『あねご』のさえないモリさんの言葉にじゅわっときた。ああ、どの人も自分の一部みたいに愛しくていじらしいのだ。
──小豆姫さん(読書メーターより)
大満足。西さんの短編集、どれもすごく励まされた。辛い、寂しい、怖い、そんな出来事や気持ちも全ておじさんがホッと安心させてくれる。そうです、おじさんは最高なのです。西さんの発想が素敵。自分の弱さを認めたら強くなれる。大共感。この作品は全てに西さんの優しさが溢れていた。とにかくみんな読んで!!
──たま*誰かのオススメ本月間さん(読書メーターより)

Contents

8編に隠された「おまじない」

<i>1.</i>燃やす <p class="c-contentsItem__Caption"><a href="#recitation" data-scroll data-options='{"easing":"linear"}' >朗読ムービー/試し読み 公開中!</a></p>
1.燃やす 

朗読ムービー/試し読み 公開中!

「あなたは悪くないんです。」
<i>2.</i>いちご
2.いちご
「東京ちうたら、とちおとめとあまおうがしのぎを削っとるとこじゃな。」
<i>3.</i>孫係
3.孫係
「私たちは、この世界で役割を与えられた係なんだ。」
<i>4.</i>あねご
4.あねご
「あなたがいてくれて、本当に楽しいです。」
<i>5.</i>オーロラ
5.オーロラ
「戻って来るのはあんただよ。」
<i>6.</i>マタニティ
6.マタニティ
「弱いことってそんないけないんですか?」
<i>7.</i>ドブロブニク
7.ドブロブニク
「おめでとう。」
<i>8.</i>ドラゴン・スープレックス
8.ドラゴン・スープレックス
「お前がお前やと思うお前が、そのお前だけが、お前やねん。」

Recitation

西加奈子朗読
収録作品「燃やす」より

Interview

刊行記念 公開インタビュー
西加奈子 インタビュアー・横里隆

おまじない

ISBN:978-4-480-80477-8/定価:本体1300円+税
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Profile

著者紹介

西加奈子(にし・かなこ)

1977年、テヘラン生まれ。2004年、『あおい』でデビュー。07年、『通天閣』で織田作之助賞を、13年、『ふくわらい』で河合隼雄賞を、15年、『サラバ!』で直木賞をそれぞれ受賞。その他の作品に『さくら』、『漁港の肉子ちゃん』、『舞台』、『まく子』、『i』など多数。