Persona
Shanti
鬼海弘雄写真集『PERSONA最終章 2005−2018』解説=堀江敏幸

鬼海弘雄写真集『PERSONA最終章 2005−2018』解説=堀江敏幸

SHANTI シャンティ、平和・心の平穏を意味するサンスクリット語だ。

浅草・浅草寺で 45 年間、ポートレイトを撮り続けた鬼海弘雄のもうひとつのライフワーク、「インド」。彼の地に通って35年。数カ月にわたって滞在するが、「名所旧跡を訪ねることもなく、ほとんど変哲もない町や村に逗留しては、同じ道を繰り返して歩くだけの旅」だったという。

そこで出会った風景と人々とその日常を撮る。東京では、背景なしで人物を捉える浅草ポートレイト(PERSONA)と、人物が入らない風景(街のポートレイト)を撮る鬼海が、インドでは、それを区別しない。人も大地も、風も子どもも海も、撮る。すべては普遍の人間を映し出すポートレイトなのだ。

この作品集に登場するのはインドの子どもたちだ。大文字になるまえの小さなpersonaたち。ただ、そこにはたしかなペルソナの存在感が、人間という宇宙がある。誰もがこれらの写真の中に、かつての自分の姿を見出すだろう。

『PERSONA 最終章』と双璧をなす珠玉のポートレイト集、ぜひご覧いただきたい。

鬼海弘雄写真集『PERSONA最終章 2005−2018』書影画像

【予約商品】

鬼海弘雄写真集『PERSONA最終章 2005−2018』解説=堀江敏幸
A4変型判(天地270mm×左右220mm)上製・カバー装・208頁
写真168点ダブルトーン印刷+ニス
PD: 高栁昇(東京印書館)
発売日2019年10月17日 刊行予定
定価(本体価格11,000円+税)
  • お手伝い
  • 穴ぼこでの相談
  • イルカが上がった午後の兄妹げんか
  • 母親の巻きスカート
  • タイヤのブランコ
  • お使い帰りの兄妹
  • 路地の雨宿り
  • 長い潜水
  • 「懐かしさという自前の詩情」より

    願わくは、これらの写真を限られた国のある時代の記録としてだけでなく、 自分の子ども時代の記憶と対話し、共振してもらえればと思っている。 記憶の沼に沈んでいた普遍的な懐かしさがふいに浮かび上がってくるかもしれない。 いつの時代でも、ひとにとって大事な記憶の波動は、 きっと子ども時代の五感に支えられた「よろこび」が伝導体になって、 それぞれの永遠に結びついているにちがいない。 ──鬼海弘雄(本書あとがきより)

    「大自然が、笑う」より

    炊事の後片付け。お供え売り。 ポケットでさわぐビー玉。帆の滑り台。 長い線路を山羊と歩く。 彼ら彼女らを通し、僕たちはリアルな死、仮想現実でない現実の生、 神々に、目玉で触れる。 ──いしいしんじ(本書解説より) ── いしいしんじ

    Information

    「鬼海弘雄PERSONA最終章」展開催!入江泰吉記念奈良市写真美術館(2019年9月7日-10月30日)

    鬼海弘雄写真集『PERSONA最終章 2005−2018』解説=堀江敏幸

    【予約商品】

    鬼海弘雄写真集『PERSONA最終章 2005−2018』解説=堀江敏幸

    A4変型判(天地270mm×左右220mm)上製・カバー装・208頁
    写真168点ダブルトーン印刷+ニス
    PD: 高栁昇(東京印書館)
    発売日2019年10月17日 刊行予定
    定価(本体価格11,000円+税)

    本サイトから直接ご購入いただけます(送料無料・カード決済可)

    ※ サイン入り書籍、ポストカード付書籍ともに数に限りがあります。
    ※ 在庫切れの場合、ご購入ボタンを押しても注文手続き画面には進めません。ご了承ください。

    鬼海弘雄写真集『PERSONA最終章 2005−2018』解説=堀江敏幸

    【予約商品】

    鬼海弘雄写真集『PERSONA最終章 2005−2018』解説=堀江敏幸

    A4変型判(天地270mm×左右220mm)上製・カバー装・232頁
    写真205点ダブルトーン印刷+ニス
    PD: 高柳昇(東京印書館)
    発売日2019年3月29日
    定価(本体価格10,000円+税)

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    ※ サイン入り書籍、ポストカード付書籍ともに数に限りがあります。
    ※ 在庫切れの場合、ご購入ボタンを押しても注文手続き画面には進めません。ご了承ください。

    鬼海弘雄(きかい・ひろお)

    1945年、山形県寒河江市生まれ。代表作として、市井の人の醸し出す存在感と向き合うポートレイト『PERSONA』、人々の営みの匂いを写し出す、町の肖像『東京迷路』、インドやアナトリア(トルコ)「スナップ紀行」のシリーズがある。写真を通じて人間の存在の根源的なあり方を捉えようとしている。1988年『王たちの肖像 浅草寺境内』で日本写真協会新人賞、伊奈信男賞、1993年『INDIA』で「写真の会」賞、2004年『PERSONA』で土門拳賞、日本写真協会年度賞など受賞。