筑摩叢書327 古代大和朝廷

紀元一、二世紀の京に成立した大和政権は、瀬戸内に覇をとなえ、朝鮮経由で漢王朝に、間接的には地中海世界につながっていた。著者初の日本史論集。

筑摩叢書327 古代大和朝廷
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 2,090円(税込)
  • Cコード:0021
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/09/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:336
  • ISBN:4-480-01327-X
  • JANコード:9784480013279

この本の内容

大和政権は紀元1・2世紀の交に成立した。橿原付近にいたヤマトヒコ集団が、瀬戸内に散在するヒコ集団を平定したのである。この政権は、吉野の木材で造った大艦隊によって内海に覇をとなえ、漢王朝の文化を朝鮮経由で摂取し、シルクロード延長線のターミナルともなる。記紀を読み解き、中国及び朝鮮の史書を援用して、わが国の古代史を東洋と世界の歴史に位置づける、著者初の日本史論集。

この本の目次

古代大和朝廷(世界史から見た日本の夜明け―大陸との関係
出雲政権の興亡
景初4年鏡は帯方郡製か
記紀をどう読むか―日本上代史の素描
天皇なる称号の由来について
七支刀銘文試釈
大和朝廷の水軍基地―和歌山市鳴滝遺跡を見る
薬師寺東塔
日本の官位令と唐の官品令
三韓時代の位階制について)
補編(東洋史の上の日本
真如親王二題
打出の小槌考
間道新考
幕末の攘夷論と開国論―佐久間象山暗殺の背景)

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