内臓の発見 ─西洋美術における身体とイメージ
おののきと、
畏れと、
恍惚と。
ルネサンス期、千年の時を超えて解剖学が復活した。人体内部という世界の発見は、人間精神に何をもたらしたか。理性と狂気が交錯する時代を逍遥する西洋美術史。
- シリーズ:
- 1,980円(税込)
- Cコード:0370
- 整理番号:
- 刊行日:
2011/05/16
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:272
- ISBN:978-4-480-01508-2
- JANコード:9784480015082
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中世後期、千年の時を超えて人体解剖術が復活した。精緻に曝かれた人体内部の構造に、ボス、ブリューゲル、ダ・ヴィンチをはじめ多くの画家が魅せられ、解剖学的人体を描く。その影響は教会に、キリスト教の本質にまで及んでいる。人体内部という世界の再発見は、人間精神に一体何をもたらしたのか―。聖なるものへの憧れと畏れ、狂気と理性が交錯する時代の深層を旅する西洋美術史。
第1章 不信の手
第2章 剥皮人体
第3章 愚者の石の切除
第4章 子宮の夢想
第5章 目という神話
第6章 内臓―人体のモノ化
第7章 肝臓の不思議
第8章 体液の驚異
第9章 血液の神秘
第10章 心臓のさらなる神秘
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