「加藤周一」という生き方

鷲巣 力

詩人と科学者が幸福に結びあう
知識人=作家の全容

鋭い美意識と明晰さを備えた加藤さんは、自らの仕事と人生をどのように措定していったのだろうか。没後に遺された資料も用いて、その「詩と真実」を浮き彫りにする。

「加藤周一」という生き方
  • シリーズ:
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0395
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2012/11/13
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-01559-4
  • JANコード:9784480015594
鷲巣 力
鷲巣 力

ワシズ ツトム

鷲巣 力 (わしず・つとむ):1944年生まれ。東京大学法学部卒業。平凡社に入社し、林達夫著作集や加藤周一著作集の編集に携わる。雑誌『太陽』編集長、同社取締役。退任後はフリー編集著述業を営み、立命館大学加藤周一現代思想研究センター設立時に同センター長に就き、現在、同研究センター顧問。著書に『加藤周一を読む』(岩波書店)、『書く力──加藤周一の名文に学ぶ』(集英社新書)など多数。

この本の内容

「研究ノート」や「詩作ノート」など、未発表資料を紹介しつつ、これまで世にあまり知られていない側面に光をあて、「加藤周一とは何か」という問いに答え「加藤周一の生き方」の基本に迫る。

この本の目次

第1章 一万頁の「ノート」が語る―加藤周一の「理由のある自信」
第2章 相聞の詩歌を詠むとき―「詩作ノート」『薔薇譜』そして『幻想薔薇都市』
第3章 あり得たかもしれない三つの人生―『三題噺』考
第4章 いかにして加藤周一は「加藤周一」になったか―『羊の歌』「『羊の歌』その後」
第5章 談論は風発する―対談の愉しみ、講演の悦び、会話の娯しみ
第6章 諧謔と諷刺と遊び心と―「真面目な冗談」の心性
第7章 観客との連帯―築地小劇場から『富永仲基異聞 消えた版木』へ
第8章 読者への恋文―「あとがき」考
第9章 林達夫と加藤周一―「読む人」と「書く人」
終章 「加藤周一」とは何か―その基本的立場

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