
loading...
内容紹介
孤立+睡眠障害→苦悩の病へ。躁・うつの3段階をさまざまな症例から解明。昨今の啓蒙主義的なうつ病論ブームを超えて、人類が自らの苦悩の極北的表現として太古から共存してきた狂気(精神病)の軌跡の中に躁うつ病を改めて位置づけなおし、躁と鬱をその両極性という視点から点検し、その回復を展望する。
目次
1 躁鬱病とは何か?(躁うつ病の我執性とスパイラル
三大精神病論とその理念―人間観念の三領域
精神障害とは何か?)
2 躁鬱病者と「病前性格」(「二つの魂」について
病跡学から性格論への寄与
「二つの魂」と生育史)
3 発病の構造について(「うつ病発病状況」論の軌跡
わたしたちの躁うつ発病構造論)
4 病態の構造―躁・鬱スパイラルの形成(「躁うつ病スパイラル」の形成
うつ病の三段階
躁病の三段階
躁うつ病の分類)
5 躁鬱病の治療について(「癒し」としての治療と「柔らかい治療主義」
柔らかい治療主義の三段階
「地域医療」(コミュニティ・ケア)について
症例の検討
「二つの魂」の統合とスピリチュアリティ)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
- [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
- (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
- ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
- ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。
「筑摩選書」でいま人気の本
心も身体もおつかれぎみのあなたへ
単行本

その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。
─古代ローマの大賢人の教え
山本貴光
著
吉川浩満
著
単行本

人間関係を半分降りる
─気楽なつながりの作り方
鶴見済
著
単行本

鼻のせいかもしれません
─親子で読む鼻と発育の意外な関係
黄川田徹
著
ヨシタケシンスケ
絵
ちくま新書

聞く技術 聞いてもらう技術
東畑開人
著
ちくまプリマー新書

レジリエンス入門
─折れない心のつくり方
内田和俊
著
ちくまプリマー新書

自分をたいせつにする本
服部みれい
著
ちくま文庫

絶望図書館
─立ち直れそうもないとき、心に寄り添ってくれる12の物語
頭木弘樹
編
ちくま文庫

包帯クラブ
天童荒太
著
ちくま学芸文庫

人間の条件
ハンナ・アレント
著
志水速雄
訳
ちくま学芸文庫

他者といる技法
─コミュニケーションの社会学
奥村隆
著