フーコーの言説 ─<自分自身>であり続けないために
知・権力・自己との関係の三つを軸に多彩な研究を行ったフーコー。その言説群はいかなる一貫性を持つのか。精確な読解によって明るみに出される思考の全貌。
その言説のほぼすべてが出揃った今こそ、読み直さねばならない―。ミシェル・フーコーの探究は、知・権力・自己との関係という三つを軸に、多様性と絶え間ない変貌によって特徴づけられる。そうした彼の言説群を貫いて存続する「フーコー的」なものがあるとすれば、それはいったい何か。前史ともいえる五〇年代のテクストから『性の歴史』第四巻『肉の告白』まで、精確な読解によって思考の全貌が明らかにされる。フーコー研究・翻訳の第一人者による待望の書。
序章 フーコーのアクチュアリティ
第1章 フーコー前史
第2章 狂気の真理、人間の真理
第3章 不可視なる可視
第4章 有限性と人間学
第5章 新たなポジティヴィスムへ
第6章 「魂」の系譜学
第7章 セクシュアリティの装置
第8章 自己の技術
終章 主体性の問題化と自分自身からの離脱
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