天皇と戸籍 ─「日本」を映す鏡

遠藤 正敬

「日本人」であることを証明するのが戸籍とされる。だが天皇家の人々は戸籍をもたない。その根底には何があるのか。現代日本をも貫く家の原理を浮き彫りにする。

天皇と戸籍 ─「日本」を映す鏡
  • シリーズ:
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0321
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2019/11/12
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-01691-1
  • JANコード:9784480016911

この本の内容

「日本人」たることを“証明”する戸籍、戸籍をもたない天皇家―。どちらも「血統」、「家」の存続といった原理に支えられてきた。天皇制と戸籍は、いかなる関係にあるのか?その根底には、何があるのか?古代に始まり、世界に類を見ない日本独自の制度でありながら、正面から問われることのなかった難問に挑んだ、渾身の書!

この本の目次

序章 天皇家と戸籍へのまなざし
第1章 戸籍なき天皇家
第2章 「皇統譜」とは何か―天皇家の系譜
第3章 「臣籍降下」の歴史―「皇籍」と「臣籍」のあいだ
第4章 天皇家の結婚
第5章 家の模範としての天皇家
終章 天皇と戸籍のゆくえ―支え合う二つの制度

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